大手企業もさまざまな形でNFT業界に参入してくる中、国内トップクリエイターの地位を築いているおにぎりまんさん。

NFT販売プラットフォーム「OpenSea」における総取引額(2次転売含む)は2021年12月下旬時点で206ETH(イーサリアム:仮想通貨の1つ)。

本記事執筆時の金額にして約9160万円!(ちなみに2次転売額のうちクリエイターに入る金額は最大10%のため、この金額がすべておにぎりまんさんに入っているわけではありません)

海外にもファンが多く、まさに「クリエイターが大きく稼げる時代」を象徴する存在であるおにぎりまんさんについて、詳しく紹介していきます。

「おにぎりまん」って誰?

画像元:https://opensea.io/collection/untitled-collection-22306961

おにぎりまんさんを知らない人のために基本的な情報からおさらいしましょう。

おにぎりまんさんのTwitterアカウントはコチラ

また、NFTコレクションを販売しているOpenSeaのサイトはコチラ

※OpenSeaのサイトを開くと英語ばかりで驚かれるかもしれませんが、公式サイトですので安心してください。

OpenSeaの作品ラインナップを見てわかるように、作風に統一感があり、ひと目見ておにぎりまんさんの作品だとわかるかわいい女の子のイラストを描いています。

おにぎりまんさんが初めてOpenSeaで現在のコレクションを販売したのが2021年9月10日(NFTはブロックチェーンに取引がすべて刻まれるので、さかのぼればあらゆる情報がわかります)。

その後、日本のNFTコレクションの盛り上がりと共に10月にかけて爆発的に人気が出ました。

最初の作品のリリースから1ヶ月の間に2次転売も含めて約140ETH(12月時点のレートで約6200万円)の総取引高を記録しています。

わたしも一度、新作のリリース時に購入しようと試みましたが、いつも販売後わずか数秒で売れてしまうためとても買えませんでした。

おにぎりまんさんはTwitterでの発信がとても多く、他のクリエイターやファンの方ともTwitterで交流している姿がよく見られます。

Twitterアカウントを持っている人はぜひおにぎりまんさんのアカウントをフォローして発信内容を見たり、実際に製作しているNFTを眺めてみてください。

国内トップクラスの人気、その理由は?

海外では数千点規模でNFT作品を出している大型コレクションが人気がありますが、これらは機械によって自動生成されているものがほとんどです。

一方、2021年9月頃から日本で人気が出てきたのは、イラストレーターが1点1点丁寧に描きあげたアート性の強いイラストのNFTです。

日本にはもともとアニメやマンガ、二次創作、アキバ系のオタクの文化が好まれる風土があります。

ですので、機械で自動生成されたやや無機質な感じのあるNFTよりも、イラストレーターが描いたかわいい女の子や動物のNFTの人気が高まったのは自然なことと言えます。

そのような日本的カラーの強いNFTコレクションの中でもおにぎりまんさんの人気は群を抜いています。

ではなぜおにぎりまんさんの作品はこんなにも人気が出たのでしょうか?

<理由①>イラストがかわいく、統一感がある

画像元:https://opensea.io/collection/untitled-collection-22306961

見ての通り、おにぎりまんさんのイラストはひと目で「おにぎりまんさんの絵だ!」とわかるくらい作風が統一されています

これはとても大事な点です。

人気のNFTクリエイターであるほど、「作り手のカラー」が鮮明に出ています。

たとえ絵がどれほど上手であっても、多種多様なイラストが混ざっているコレクションの人気は出にくいです。

また、おにぎりまんさんの描く女の子は「たまにツンデレ」「ときおりエロかわいい」というものも多く、アニメやマンガなどのキャラクターが好きな人にとっては心をくすぐられるかわいい作風になっていることも人気の理由の1つです。

<理由②>マーケティングがうまい

NFTもアートである以上、多くの人に好まれるイラストを描くことは絶対に必要です。

しかしそれと同時に、NFTコレクションを販売することは「ビジネス」でもあります。

ですので、集客に始まり、自分のコレクションがどれほど魅力的かということをお客さんに見せていく「マーケティング」のスキルもとても重要になります。

そしておにぎりまんさんはこのマーケティングがめちゃくちゃうまいです。

おにぎりまんさんは自身のTwitterアカウントで様々な発信をしています。

イラストを製作している途中の過程や、製作者である自分の日常のささいな出来事をつぶやいたり、あるいはたった一言「起床」とか「しごおわ(仕事終わったという意味だと思います笑)」といったインパクトのあるツイートでファンを増やしています。

NFT販売もビジネスである以上、どれだけ自分にファンがついてくれるかという点が重要です。

そしておにぎりまんさんは自分のファンをつくるのがとてもうまいなあと、日々のツイートを見ていても感じます。

驚愕!一晩で3000万円を稼いだ?!

このように日本のNFTが盛り上がってきた初期から人気があったおにぎりまんさん。

12月にはなんと一晩で3000万円を超える売上を達成するという偉業を成し遂げました。

すでに説明したとおり、日本ではイラストレーターが1つ1つ描いた1点もののコレクションが人気でした。

おにぎりまんさんもメインのコレクションはそのような形で運営しています。

しかし今回、おにぎりまんさんは計3000点の大規模なコレクションを同時にリリースするというまったく新しい試みにチャレンジしました。

1点あたりの価格は約1万2000円と、決して安くはありません。

大量発行のコレクションは日本にほとんど例がないという中、日本で今NFTに関わっている人たちも固唾を呑んでこのチャレンジの行く末を見届けました。

結果は、リリースから約4時間で3000点全てが完売するという大成功!

1万2000円✕3000点で約3600万円の売上です。

手数料などはかかるはずですが、それでも時間単価では日本のクリエイターの最高額というレベルなのではないでしょうか。

日本のNFT産業を牽引するインフルエンサーのイケハヤ氏も「十分な購入資金を用意していたが、あまりに人気だったため自分が購入するのは数点に控え、より多くの方におにぎりまんさんの作品を購入してもらいたいと思った」と語っています。

おにぎりまんさんの今後

もはや起業家と言ってもいいくらいの成功を収めたおにぎりまんさん。

今後はこのように得た資金を使って新たなNFTビジネスを展開してくれるかもしれません。

個人的には「いつかおにぎりまんさんのNFTを購入したい!」と思いつつも、今の活躍を見る限り、おにぎりまんさんのNFTが手頃な価格まで下がることはないだろうなあと、少し複雑な気持ちです。

トップを走り続けるおにぎりまんさんの動向。

NFT業界に関わる身としては今後も注目し続けたいと思います。