山古志という町について

山古志は新潟県長岡市に位置する小さな村です。

今や多くの方がペットとして飼う「錦鯉」の発祥の地としても知られています。

冬には雪が積もる豪雪地帯で、厳しい自然環境とともに繁栄してきた村でもあります。

そんな山古志は2004年に起きた新潟県中越地震によって、村の状況は壊滅的なものになってしまいました。

当然そのままでは村として衰えていくばかりです。

そこで、「帰ろう山古志へ」というスローガンを掲げて、新たな取り組みを開始し始めました。

その新たな取り組みとしておこなわれているのがNFTを活用した村おこしです。

今や800人しかいない「限界集落」と言っても過言ではない山古志は、NFTのテクノロジーに活路を見出そうとしています。

今回の記事ではそんな山古志のNFTを活用した村おこしについて紹介します。

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デジタル住民台帳としてNFTを活用

画像元:opensea https://opensea.io/collection/nishikigoi-nft

山古志が発行しているNFTは、錦鯉をモチーフにした「Colored Carp」というジェネレーティブNFTです。

ジェネレーティブNFTとは、特定の条件下でランダムに生成されるNFTのことを意味します。

さらに、Colored Carpは山古志のデジタル住民台帳としても機能するのも特徴的です。

つまり、Colored Carpを保有することで実質「山古志」の住民になれるということです。

過去にエストニアでも同等の取り組みがおこなわれていました。

エストニアではオンライン登録することで、国人でなくてもエストニア国内のサービスを一部享受できます。

地域に関わらずにグローバルに人材を集められるようで、エストニアでは8万人以上の登録者数を記録しています。

人口減少が進む日本で村の人口自体を増やすことは難しいと感じた山古志は、まずは話題のNFTをデジタル住民台帳として機能させることにより、山古志の関係人口を増やしていこうという施策を始めたのでしょう。

NFTを購入してもらえれば資金調達にもつながりますので、山古志としては一石二鳥です。

実際にNFTを活用した資金調達はかなり有効的だったようです。

2021年12月に14日より発売されたColored Carpは、2022年2月15日時点で出品された1万作品中9,451作品売れています。

販売価格は0.03ETHですので、2ヵ月という短期間ですでに1億円程度の資金が集まっていることが予想されます。(2022年2月15日のETHのレート参照)

短期間でかなりの資金が集まったと予想されますので、今後の村おこしとしての資金調達手法のロールモデルとしてNFTが活用されることも増えるでしょう

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NFTで集めた資金の活用方法

Colored Carpで集めた資金は、山古志を存続させていくための資金として利用されていきます。

例えば、空き家の活用であったりスタートアップの誘致であったり、活用方法はさまざまです。

いずれにせよ、Colored Carpホルダーの意見も取り入れながら、今後の村おこしがおこなわれていくようです。

山古志の活動が成功すれば、今後の村としてのあり方も変わってくるでしょう。

メタバース分野の発展が著しい昨今では、デジタル住民という形も新たな村の様式になるかもしれません。

今後も山古志の活動には注目が集まります。

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