LimeWireというサービスをご存知ですか?

2000年代に無料のP2Pファイル交換サービスとして、世界中で利用されていました。

そのLimeWireが今年の5月にNFTマーケットとしてサービスを再開すると発表しています。

参考記事:bloombergより

今回はLimeWireが新しく始めるサービスについてご紹介します。

AirDropやトークンセールも予定されているようですね。早速見ていきましょう!

LimeWireとは?

LimeWireはウェブ上での音楽配信の草分け的存在でした。まだSNSもない2000年代に、P2Pの無料サービスを展開しています。

多くの人がこのサービスを懐かしむのは、LimeWireが「違法ダウンロードの巣窟」として知られていたことに由来します。

2010年に著作権侵害の誘発を理由に判事が事業を停止し、その後、大手レコード会社とLimeWireの当時のCEO、Mark Gortonとの間で1億500万ドルの法廷外での和解が成立しています。

LimeWireが提供するNFTプラットフォーム

画像元:LimeWire

違法性を認められた世界的サービスが、新しくNFTプラットフォームを構築して復活するということ自体、話題性がありますね!

誤解を防ぐために書きますが、今回発足した新会社LimeWire GmbHLimeWireは、LimeWireのオリジナルチームとは何の関係もありません。運営元は、2021年に「LimeWire」の命名権を取得しています

「LimeWire」という言葉が持つ2000年代初期の名声を利用して、新しいNFTプラットフォームにユーザーを引き付ける狙いです。

LimeWireは、限定曲、商品、グラフィックアート作品、バックステージコンテンツなどの体験など、音楽関連のNFT取引をサポートし、SpotifyやApple Musicといった他のサイトよりも多くの収益を音楽家たちに提供する機会を提供する予定です。

また、このNFTプラットフォームの決済通貨は米ドルがメインになるとのこと。

もちろん、イーサリアムやビットコインなどの暗号通貨も利用可能になるようですが…米ドルの利用が可能と言う点から、ユーザーの幅は広がりそうです。

ロードマップ

画像元:公式HP https://limewire.com/waitlist#lmwr_token

LimeWireのロードマップを見てみましょう。

2022年3月:プレスリリース

2022年4月:プライベートトークンセール

2022年5月:サービスローンチ

2022年Q4:ブリックトークンセール

LimeWireは、今後3週間以内にプライベートセールで独自のユーティリティ・トークン「$LMWR」を発表する予定です。$LMWRはロイヤリティ・プログラムのように使われる計画とのこと。

将来性が楽しみなプロジェクトです。

AirDrop企画実施中!

画像元:公式HP

公式HPを覗くと、待機リストに登録できるようになっていて、1万人にNFTのAirDropが予定されています

登録にはEmailアドレスを使います。

AirDropは、先着順ではありません。どれだけ友人知人に紹介したかで、リスト上位に浮上するようなシステムが採られています

他のトークンプロジェクトと違い、暗号通貨のウォレットを必要としないため、使い方のハードルは低そうです。現在Web上にある一般的なサービスと似た設計となっています。

LimeWireは日本人にとっても馴染のあるサービスでした。当時を思い出しつつ、新しいLimeWireを応援してみてはいかがでしょうか。