NFTfiというプラットフォームを知っていますか?

NFTfiは「NFTを担保にETHを借りられる」というサービスです。

NFTを担保にしてお金(ETH)を借りたい人。

もしETHが返却されなければNFTを譲り受ける前提でETHを貸し付ける人。

この両者をマッチングさせるサービスがNFTfiです。

これはNFTよりも一足先に流行し始めたDeFiとNFTを結びつける取り組みでもあります。

金融サービスにおけるNFT活用の未来を、NFTfiを通じて一緒に見ていきましょう。

NFTが持つ問題点

投資対象として見た時、NFTには1つ問題点があります。

それは「流動性に乏しい」ということ。

例えばビットコインの場合、よほどのことがなければ自分が買いたい時に買うことができ、売りたい時に売ることが出来ます。

自分がビットコインを買うことはすなわち、相手方としてビットコインを売りたい人がいて、その両者がマッチングするから取引が成立するわけです。

ビットコインやイーサリアムでは相手方がいないことはほぼありえません。

これは金融資産として「流動性が高い」状態と言えます。

一方、NFTは仮想通貨と異なり唯一無二の1点物です。

売却しようにも自分が持っている「このNFT」がほしいという人が現れない限り、売ることは出来ません。

仮想通貨はどこの誰と交換しても性質は変わらない代替可能なトークンですが、NFTは非代替性を持ったノンファンジブルなトークンです。

あなたの持つNFTは世界で唯一の価値を持つ1点物という特性がある一方で、それに価値を感じてくれる人があなた以外にいなければ、それは実質的に無価値なのと同じです。

つまり、誰も買ってくれる人がいないので、あなたはそのNFTを売れないことになります。

これを「流動性が低い」状態と言います。

早い話、換金したいときに換金するのが難しい可能性があるということです。

NFTを担保にしてお金を借りられないか

流動性が低いNFTはすぐに換金できない可能性があります。

なかなか売れないNFTの金額が10ETHだったとすると、その人にとっては(2022年2月のレートで)30万円超の金額が「売りたくても売れない、どうにも動かせないお金」になってしまった状態にあるということです。

この状態を解消するために「NFTfiというプラットフォームが生まれました。

NFTfiでは、お金を借りたい人が担保に出しているNFTを閲覧できるようになっています。

お金を貸す側の人はそのNFTの中から自分が興味のあるNFTを探し、そのNFTホルダーに対してETHの貸付を行います。

NFTを担保に入れてからの資金の貸し借りの流れは以下の通りです。出てくる金額は例です。

NFT保有者側

①自分のNFTを担保に入れて10ETHを借り入れる。(返金時の金額は11ETHとする)

②借りたETHをDeFi運用して12ETHに増やす。

③11ETHを返却して、運用で増えた1ETHを手にする。担保NFTも返ってくる。

ETHを貸し付ける側

①自分が買ってもいいと思えるNFTを探す。

②もしETHが返却されなかった場合にはその担保NFTを買い取ってもよいと思える金額でETHを貸し付ける(この例の場合、返却時に11ETHを返してもらう約束で10ETHを貸し付けている)

③(返却された場合)11ETHの返却を受け、担保NFTはホルダーに返す。手元には1ETHが増えた状態。

④(返却されなかった場合)10ETHの貸付金が返ってこない代わりに、自分が「この金額でなら最悪の場合買ってもいい」と思った金額でNFTを手にすることができる。

このようにNFTホルダー側から見れば、売ることが難しいNFTであってもETHを借りる担保として機能してくれれば、借りたETHを運用で増やして収益を上げることができます。

動かせないはずだったお金(=NFTの金額相当)が、運用の種銭として機能するということです。

資金の貸し付け側から見れば、もしNFTホルダー側がETHの返却をできなかった場合、自分が望む金額でNFTを手にすることができますから、こちらにもメリットがあります。

  • 「仮想通貨はじめて」の人にもわかりやすい
  • 画像多めで簡単に解説


初心者
向け

NFTのはじめ方
買い方を詳しく解説

リンク先:https://nftimes.jp/2022/07/nft-howtobuy/

金融サービスへの活用でNFTの可能性はさらに広がる

わたし自身、日本でNFTが盛り上がった初期に購入したNFTは現在なかなか売れず、流動性のない状態で持ち続けています。

本当に誰も価値を感じないNFTの場合は担保としてさえも機能しないかもしれませんが、有名なNFTであれば「NFTを保有したまま資金を借りる」ことが可能になっていきます。

アートやNFTゲーム内アイテムとしての側面に加えてDeFi領域と絡むことで拡がっていくNFTの可能性。これは今後も大いに期待したいと思います。