大きな成功事例を収めた日本発のNFTコレクションが誕生しました。

その名は「NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)」。

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この記事を執筆している2022年4月上旬の時点では間違いなく日本で最も熱いNFTコレクションの1つです。

現在、日本のNFT市場は世界に比べて今なお極めて小さな規模でしかありません。

楽天やLINEなど多くの日本人が知っている有名企業もNFT市場に参入しているものの、広くマス層にNFTが理解されるには至っていません。

このため、日本市場だけでNFTビジネスをヒットさせるのは難しい状況が続いています。

またNFTクリエイター側も従来から日本に根付いた職人気質ゆえに、国内でのウケはよくても世界にまで届く作品はなかなか生み出せない状態が続いています。

その状況を踏まえるとNEO TOKYO PUNKSは極めて異色なコレクションです。

この記事では、

  • NEO TOKYO PUNKSの基本情報
  • これまでの国産NFTコレクションとの違い
  • 日本のNFT産業にもたらしたもの

についてわかりやすく解説します。

関連記事:日本発のNFT「Neo Tokyo Punks」が快進撃 世界ランク3位で世界に認められたコレクションに

NEO TOKYO PUNKSの基本情報

(出典:https://opensea.io/collection/neo-tokyo-punks-nft)

NEO TOKYO PUNKSは作品数2,222点のジェネラティブNFTアートコレクションです。

ジェネラティブのコレクションとは、NFTのデザインを決めるパーツがあらかじめ複数用意されており、コンピュータのアルゴリズムによってそれらのパーツがランダムに組み合わされて生成されるNFTのコレクションを指します。

2022年3月26日に行なわれたホワイトリストのプレセール以降の販売状況を以下にまとめます。

  • 26日にプレセール、27日にパブリックセールを実施
  • 2,222点が即完売
  • 販売価格はプレセール0.03ETH(1万2,000円)、パブリックセール0.05ETH(2万円)
  • 現在のフロア価格は1ETH(40万円)
  • 現在の総取引額は823ETH(3億3,000万円)

※1ETH=40万円にて計算(2022年4月9日時点)

2,222点の大規模リリースでしたが、パブリックセールでは販売開始2分で1,000点を完売しています。

また、一次販売から現在に至るまでの価格上昇も驚くべきものがあります。

一次販売で作品を手にした人はいま転売すれば約40万円で売却できるため、ガス代を差し引いても数十倍の投資リターンが得られます。

このように販売直後から爆発的に伸びたNFTコレクションですが、その秘訣はどこにあるのでしょうか。

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これまでの国産NFTコレクションとの違い

NEO TOKYO PUNKSがこれまでの国産NFTコレクションと異なる点として以下の2つが挙げられます。

  1. 海外NFTコレクターへのリーチ
  2. ジェネラティブであること

順番に見ていきましょう。

1. 海外NFTコレクターへのリーチ

NEO TOKYO PUNKSがこれまでの日本のNFTコレクションと大きく異なる点の1つめは、海外への情報発信を充実させていたことです。

上記はNEO TOKYO PUNKSのTwitterアカウントの固定ツイートです。

このツイートに限らず、基本的にTwitterの投稿内容は英語で発信されています

また、Discordのコミュニティにも日本向けのチャットルーム以外に「general-chat」という海外向けのチャットルームも用意されています。

本記事の冒頭でも述べたように、そもそも日本ではNFTの購買層が今も少ない状況です。

「買い手が少ない日本市場のみで勝負するのではなく、海外にもリーチしなければならない」

そのことはみなわかっていながらも海外へのマーケティングは一筋縄ではいかず、海外でヒットする作品はなかなか日本からは生まれませんでした。

その点、NEO TOKYO PUNKSのTwitterの発信を見れば明らかに最初から海外市場を狙っていたことが見てとれます。

関連記事:日本NFT界のトップ集団「NFT Marketing Orchestra(NMO)」をチェックすれば最先端の情報収集が可能 高額NFTを購入せず無料で利用する3つの方法

2. ジェネラティブであること

(出典 cryptopunks https://www.larvalabs.com/cryptopunks)

こちらも国産のコレクションでは非常に珍しい特徴です。

日本はアニメやマンガの分野が世界的に見ても強く、クオリティの高い作品を描けるクリエイターは大勢います。

しかしそのことが逆に、「日本のNFTといえばイラストレーターが丁寧に描いた1点物」という文化をこれまではなんとなく形成してしまっていました

それゆえに、機械が自動生成するジェネラティブNFTアートに価値を見出さない文化が出来てしまったとも言えます。

一方で海外のコレクションに目を向ければ、CryptoPunksやBAYCなどのジェネラティブNFTが非常に有名です。

NEO TOKYO PUNKSもこれらと同じくジェネラティブのアートにしたことで、まだ小さい日本市場を飛び越えて海外にもヒットする作品になったと考えられます。

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日本のNFT産業にもたらしたもの

最後に、NEO TOKYO PUNKSが日本のNFT産業にもたらしたことについて考察します。

すでに見た通りですが、NFTコレクションを事業として本格的に成長させるつもりであれば、海外への売り込みが必須であることがNEO TOKYO PUNKSの成功によって証明されました。

NEO TOKYO PUNKSの総取引額は3億円を超えています。

立ち上げから約2週間の短期間でここまで成長した国産コレクションはほぼありません。

これはやはり海外にもリーチし、資金を潤沢に持った投資家を取り込んだ結果と言えるでしょう。

また、海外に売り込むにあたって日本発のジェネラティブのコレクションが通用することも証明されました

丁寧に作られた1点物の作品に価値を見出しがちな日本のNFT文化に、一石を投じる結果になったと言えそうです

二次流通市場での転売も盛んに行なわれているNEO TOKYO PUNKS。

これからどのようなストーリーを描きながら成長していくか、ますます楽しみです。

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