仮想通貨市場が大暴落しています。いわゆる草コインはおろか、主要な銘柄もわずか数日で価格を大きく下げています。ビットコインは5月8日の約470万円から5日間で約340万円まで下落しました。

STEPN関連銘柄のGST・GMTはそれ以上の下落率を見せています。GSTは4月末に記録した過去最高値の約1,100円から2週間で290円台まで、GMTも約520円から110円を切るラインまで下落しました

STEPNユーザーの中には、これまで仮想通貨に触れたことがなく、STEPNで初めて仮想通貨の世界に足を踏み入れた人も多いはずです。

そのような仮想通貨投資の初心者の方にとって、今回の暴落は異次元の出来事のように感じるでしょう

「仮想通貨はリスクの高い投資だと聞いていたけど、まさかこんなにも価格が落ちるとは思わなかった」というのが率直な心境ではないでしょうか。

それどころか、そのように冷静に事を捉えることが出来ていればまだマシな方で、現実を受け止められずパニックに陥っている人さえいるかも知れません。

「やっぱり仮想通貨って危険な投資だったんだ」

「これ以上続けるのはちょっと怖いかも」

「STEPNもやめてしまおうかな」

こんな風に思っている方は、まず一旦落ち着いて、この記事を最後まで読み進めてほしいと思います。

一旦落ち着きましょう

わたしもかつて仮想通貨投資を始めたばかりの頃、短期間で100万円近くの大金を溶かしたことがあります。毎日続く下落局面にメンタルが耐えきれず、最後は手持ちの仮想通貨をほぼ全て損切りしました。

100万円の損失を出した上での損切りは、さすがにショックが大きかったです。しかし、その時の経験は骨身に染みており、いま自分が仮想通貨投資に向き合うにあたってメンタル面の土台になっています

STEPN関連銘柄の暴落でショックを受けている人も、ぜひ一度冷静に「仮想通貨投資とはどんな世界なのか?」を再認識してみてください。

そして、これからもSTEPNに取り組み続けるために、ご自身の心を今一度整えていただければと思います。

  • そもそも、どうして歩いて稼げるの?
  • それって、あやしくない?


初心者
むけ

STEPNってなに?
始め方を丁寧に解説

リンク先:https://nftimes.jp/2022/08/whats-stepn/

なぜ仮想通貨市場は暴落したのか?

暴落した理由は?

今回の仮想通貨市場の暴落の原因は大きく2つあると考えられます。そして初めにお伝えしておくと、STEPNやGST・GMT自体が暴落の原因になったわけではありません

STEPN固有の下落原因がまったくなかったと言いきることはできませんが、他の仮想通貨や金融商品の価格推移を見れば、STEPN関連銘柄に限らずあらゆる資産の価値が下がっていることがわかります。

では、今回の世界的な暴落局面を引き起こした原因を見ていきましょう。

原因1. 米国株式相場の下落

米国株式相場が大きく下落

1つめは米国の株式相場の下落です。アメリカは急速に進むインフレ抑制のために、金利を段階的に、しかもかなりのスピード感を持って引き上げています。

金利の上昇は理論上、株式相場の下落要因となります。事実、昨今の金利上昇の影響でアメリカの株式市場は、NASDAQなどのハイテク関連銘柄を中心に価格が伸び悩んでいます。

そして、実は仮想通貨もアメリカの株式市場の影響を強く受けます。厳密には株式と仮想通貨はほぼ連動する動きを見せることもあれば、全く相反する動きを見せることもありますが、今回はきれいに揃って下落しています。

したがって、今回軒並み仮想通貨が下落している要因は、仮想通貨市場特有のものだけではなく、世界経済全体がアメリカの株式市場の影響を受けている結果であると言えます。

はっきり言ってしまえば「どこを見ても下落しているんだから、もう仕方ない」という状態です。しかし、中にはこのように思った方もいるのではないでしょうか。

「株式も仮想通貨も下落するって言うけど、GSTやGMTは他の資産に比べて下落の幅が異常に大きくない?本当に大丈夫なの?」と。

株式投資では1日で価格が5%下落すれば「相当に大きな下落だったね」という印象ですが、今回GSTやGMTは数日間で50%以上も下落した時もありました。

仮想通貨投資では、1日で数10%下落することもごく普通に起こります。

価格変動の振れ幅をボラティリティと呼びますが、株式がボラティリティ(小)とするならば、ビットコインのような仮想通貨の王道の銘柄はボラティリティ(大)、そしてGSTなどの草コインはボラティリティ(極大)です。

つまり、GSTやGMTの下落幅が異常に大きく見えるのも、仮想通貨投資の世界では当たり前だということを認識しておいてください。

原因2. LUNA・USTの大暴落の影響

LUNA・USTの大暴落が仮想通貨相場に大きく影響した

ところが、仮想通貨市場にはもう1つ、今回の暴落の原因があります。それは、ステーブルコインであるUSTと、その価格維持に利用される仮想通貨LUNAが大暴落したことです。

USTはドルに価格連動したステーブルコインであり、ドルの価格変動の幅を大きく超えて価格が上下することは基本的にありません。

ところが5月上旬、このUSTの価格に異変が起き、急に下落し始めました。

USTの価格が上下した時は、LUNAという仮想通貨を用いてUSTの供給量を調整することでUSTの価格を維持するアルゴリズムがあります。

しかし今回は急激なUSTの暴落にアルゴリズムでは対応しきれず、LUNAの価格もそれに引っ張られて大暴落しました。

LUNAは暴落直前まで1万円をやや超える価格で推移していましたが、わずか1日で1LUNA=0.001円以下にまで暴落しました。

このLUNAの暴落は、仮想通貨市場全体に大きな影響を及ぼしました。

しかしこちらも、原因は明らかにUSTとLUNAにあるため、この影響をもって「STEPNに問題があって暴落したのかも」と考える必要はほぼないでしょう。

この通り、米国株式市場の下落もUST及びLUNAの下落も、仮想通貨市場に大きな下落圧力として作用しました

ですがいずれもSTEPNのエコシステムやGST・GMTに何か問題が起こったわけではなく、外的要因に引っ張られてGSTやGMTも下落しただけと言えます。

STEPNerはこの暴落をどう受け止め、どう行動すべきか

STEPNerがやるべきことは変わらず

今回の仮想通貨の下落幅は確かにあまりに大きいものでした。しかし、STEPNサイドから見れば今回の暴落の原因はあくまで外的要因であり、STEPNに何か問題があったと考える必要はありません

忘れてはいけないのは、STEPNに取り組んでいるわたしたちはこの状況下でも、毎日GSTの保有量自体を増やせるということです。

通常の仮想通貨投資では、自分の保有している仮想通貨の量自体を増やす場合、資金を追加して購入するしかありません。その後は、自分が購入した仮想通貨の値動きを見守ることしかできません。

ですがSTEPN(他のブロックチェーンゲームも)では、自分の保有する仮想通貨の量自体を増やすことができます。

多少価格が下がったとしても、STEPNerがやるべきことは変わらず、コツコツと歩いて自分の資産の量を増やすことです。

もし、今後また暴落するのではないかと心配な人は、稼いだGSTを少し早めにUSDCに替えてしまうなどの防衛策をとれば問題ありません

「価格が下がるならその分は歩いて取り返す」くらいの気持ちで構えて、日々STEPNに取り組んでいきましょう。