NFTをOpenSeaで購入するとき、買おうとしているNFTが「盗品だったらどうしよう…」と心配になる人も多いのではないでしょうか。

CryptoNinjaPartners(CNP)やNeoTokyoPunks (NTP)など、1点で十数万円する高額なNFTを購入するときは特に盗品NFTには気を付けたいものです。

盗品NFTを購入すると、OpenSea上で売買の制限がかかったり、被害者とのやり取りが発生したりといったリスクが発生します

そこで、本記事では盗品NFTについて、

・盗品NFTの特徴、見分け方

・盗品NFTを購入したらどうなるのか

について解説していきます。

筆者はNFTを300点以上売買していますが、盗品NFTを購入したことは一度もありません。

NFTを購入する前に、一度心を落ち着けて、ポイントを押さえて確認をすれば、盗品NFTを買ってしまうリスクは大幅に減らせます。

盗品NFTの見分け方について知識をつけ、NFTの防御力を高めるためにも、ぜひ最後までお読みください。

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盗品NFTの特徴、見分け方

チェック項目を必ず確認

私は幸い、盗品NFTを購入したことはありません。

NFTを買う前に、自分で作ったチェック項目を必ず確認してから購入するようにしているからです。

チェックは以下の順番で行っています。

1.出品価格

2. NFTの取引履歴

3. コミュニティで注意喚起

これらを確認すれば必ず盗品NFTを避けられるということではありませんが、格段にリスクは下げられます。

順番に解説していきます。

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1. 出品価格は安すぎないか

安すぎる?

盗品NFTはフロア価格(最安値)付近で販売されることがほとんどです。

特に、他よりも明らかに低い価格で出品されている場合は要注意です。

NFT盗難被害者からOpenSeaへ被害届けが出されると、盗品NFTは売買ができないように規制が入ります。

詐欺師は盗んだNFTに規制が入ってしまう前に売ってしまいたいと考え、早く売れるようにフロア価格より安い金額でリスト(売りに出す)します。

欲しかったNFTコレクションがいつもより安い金額で手に入るからといって、安易に手を出してはいけません

盗品NFTの可能性を疑い、購入前にきちんと調べる習慣を付けましょう。

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2. 取引履歴を見る

NFTの取引履歴を見ることで、盗品NFTかどうか判断がつく場合があります。

取引履歴は「NFTの取引履歴」と「NFT保有者の取引履歴」の2つは最低でも確認をしてください。

「NFTの取引履歴」を見たいときは、OpenSeaからNFTの詳細ページを開き、「Item Activity」の項目からチェックできます。

出典:CNP@opensea

「NFTの取引履歴」をチェックするときは以下に該当する部分がないかを見ていきます。

・24時間以内にリストされている

・直近の取引が無料のトランスファー(転送)になっている

・短時間に何度も値下げがされている

「NFTの取引履歴」を見て怪しさを感じたら、さらに深いところまで確認するため「NFT保有者の取引履歴」を確認します。

「NFT保有者の取引履歴」を確認するときは、OpenSeaでNFTの詳細ページを開き、「Owned by(NFT保有者のアカウント)」をクリックし、アカウントページへ移動します。

出典:CNP@opensea

アカウントページ内にある「Activity」を開くと、過去の取引履歴がすべて閲覧可能です。

出典:CNP@opensea

「NFT保有者の取引履歴」を見るときは以下のポイントに該当しないかをチェックしています。

・プロフィール画像や名前が初期設定のまま

・他の取引履歴がほとんどないか、無料のトランスファーを受け取ってばかり

・トランスファーされてすぐに売りに出されているような履歴がいくつもある

上記に複数該当する場合、私は盗品NFTである可能性が高いと判断し、購入を控えます。

3. コミュニティの注意喚起がないかチェックする

詐欺被害が発生し、盗品NFTが特定できた場合、OpenSeaでの規制よりも早く、コミュニティ内で被害についての情報共有がされることがあります。

もし購入を検討しているNFTコレクションがある場合は、そのNFTコレクションのコミュニティに参加し、盗品に関する報告がされていないかチェックするのも、盗品NFTを避けるためには効果的です。

コミュニティ内で購入予定のNFTの名前や番号を検索にかけてみたり、運営からのアナウンスやスキャム情報の部屋にひと通り目を通しておいたりすることをオススメします。

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盗品NFTを購入したらどうなるのか

盗品を買ってしまったらどうなるのか

対策はしたものの、盗品NFTかどうか100%見極めることはできません。

盗品NFTを買ってしまうと、「売買機能の停止」や「被害者とのやり取り」が発生してしまうことがあります。

それぞれ、解説します。

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売買機能が停止されてしまう

購入したNFTが盗品だった場合、OpenSeaがそのNFTに対して、売買機能を停止(凍結)することがあります。

売買が停止されたNFTは、OpenSea上での売買ができなくなるだけで、コレクションとして保有していることには変わりはなく、コミュニティ内でホルダーロールを付けることも可能です。

被害者から返却を求められる

自分がコミュニティ内で活動しており、SNS等も活用して連絡がオープンに取れる場合、盗品NFTを買ったあと、被害者から直接連絡がくるかもしれません。

もしくは、NFTコレクションの運営が間に入ることもあります。

NFTを購入した金額と同額で示談を持ち込まれたり、運営保有分のNFTと交換になったりと、話し合い次第でその後の展開はさまざまです。

盗難に遭った人も、盗品を買った人も被害者ではありますが、面倒なやりとりに巻き込まれるリスクを考えると、盗品NFTと疑われるものについては事前に回避するのが賢明でしょう。

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まとめ、詐欺も盗品も知識の有無で明暗を分かれる

買う前に盗難品か一度立ち止まって確認

本記事では、盗品NFTを購入しないための注意点と、盗品NFTを購入するとどういったことが起きるのかについて、解説してきました。

盗品NFTの見極めは非常に難しいですが、出品価格やNFTの取引履歴を見るポイントを知っていれば、違和感を察知することは可能です

小さな違和感を見つけられるかどうかが、被害に遭うか遭わないかの明暗を分けます。

もし、欲しいNFTが安くなっていても、すぐに買いに走るのではなく、盗品かどうか確認する心の余裕を持ちましょう

NFTの世界はまだまだ立ち上がったばかりで、大きく利益を得るチャンスもあれば、詐欺や盗難などの被害も絶えません。

盗品NFTを買わないための知識もそうですが、詐欺被害全体を減らすことが根本的な問題解決につながります。

当事者意識を持って詐欺に対する防御力を高め、みんなが安心して楽しめるNFTの世界を守っていきましょう。