ムカキングさん

NFTに取り組んでいる人にさまざまな角度からNFTの魅力をお伺いする本企画。

今回はNFTゲーム無課金王として、プレイヤーでありながら様々な情報発信をされている「ムカキング」さんにお話しを伺いました。

ゲームプレイの初期投資としてNFTの購入が必須であるゲームが多い中、ムカキングさんは「民衆の王」として民衆の目線を大切にし、徹底した無課金プレイのスタイルを貫いています。

また、既存のゲーム市場に比べれば黎明期にあると言わざるを得ないNFTゲームの世界において、なぜムカキングさんはあえて厳しいメッセージをNFTゲーム開発陣にぶつけるのか、その理由も伺うことができました。

本記事を読めば、仮想通貨やNFTのことは全然わからないという方でも、「NFTゲームを始めることは難しくない!自分にもできるかも!」と思っていただけるはずです。

ぜひ最後までお読みください!

「一般の人にもウケるんじゃないか」という感覚から生まれたムカキング

ムカキングとは何者?

−まずは自己紹介をお願いできますか?

この俺はNFTゲーム無課金王・ムカキングだ。

“民衆の王”であるこの俺にインタビューをするとは、なかなか目の付けどころがいいな。

だが、今回はこの俺の本人「ムカキング中の人」に答えさせるぞ。この俺は忙しいからなw

ムカキングさんのTwitter / YouTube

−承知しました。それでは「中の人」さん、よろしくお願いします。

「ムカキング中の人」です。よろしくお願いします。“無課金王”はキャラ的に発言が過激で誤解・曲解されることも多いので、今回は私が答えさせていただきます。

−まずは「ムカキング」がどのような経緯で生まれたのかお伺いします。

ムカキングが誕生したのは、NFTゲーム「JobTribes(ジョブトライブス)」を始めたことがきっかけでした。

「JobTribes」を始めたきっかけはシンプルで、「無課金で始めることができ、しかもお金が稼げる」という情報を目にしたからです。

 関連記事:「ジョブトライブス(JobTribes)」ってなに? 内容や特徴、始め方や稼ぎ方、初心者~中上級者までの攻略方法を詳しく解説します。

仮想通貨なんて触ったことすらありませんでしたが、「無課金で始められるのならやってみてもいいかな」と思いました。

でも、最初は“ムカキング”というキャラクターを作るつもりなんてなかったんです。

「JobTribes」を始めてから今日(インタビュー当日)でちょうど1000日、約2年半が経ちますが、“ムカキング”のキャラクターを思いついて、インフルエンサーの活動を始めてからはまだ1年ちょっとです。

それまでの1年半以上は、お金がなかったので、NFTカードは買わずに無課金で「JobTribes」をプレイしていました。

その後、世界大会PvP(プレイヤー同士の対人戦)が始まりました。

PvPは、月に1回行われて、優勝すると自分自身がゲームに登場するキャラ(NFTカード)になれたんです。

自分もそれを目指したかったのですが、当然、課金しているプレイヤーの方が圧倒的に有利です。

それでも「絶対優勝したい!」と強く思っていました。

PvPは、参加回数が少ないプレイヤーほど勝利ボーナスが加算されるルールがあったので、1年半の間、わざとPvPにはに参加せず、無課金で日々地道にプレイし、キャラの強化を続けていきました。

ついに、出陣の時が来ました。

1年半日々地道に無課金でプレイしてきて、やっと無課金で強化できる限界まで来ました。

そこで満を持して世界大会PvPに初参戦したのが2021年10月。当時は24時間耐久戦、“寝たら負け”の戦いですw

そこで優勝を狙ったのですが、結果的には世界11位。「今までなにやってきたんだ…」と悔しくて悔しくてたまらなかったです、。

満を持して、惨敗でした…

大会の途中で自分が1位になれないことがわかった時は、諦めることも考えました。それでも「参戦したからには戦い切ってやる」と思い直したことをよく覚えています。

賞金は1万DEAP≒1万円。24時間戦い切って1万円、時給換算416円…。1年半もの魂をかけた初陣(ういじん)は、まさに“大惨敗”でした。

その時、“アイツ”が鼓動を始めました。

世界大会PvPの結果は11位。私にとって、1位以外は敗北と同じでした。

しかし、ランキングという“大惨敗の証明”と向き合っていて、ふと気づきました。

私は、無課金勢では、日本No.1になっていたことがわかったんです!

正確に言えば、本気で無課金でプレイし続けた人が、私以外ほとんどいなかっただけなのですがw

その時、私の脳内に閃(ひらめ)きとなって降臨したのが、「ムカキング」だったんです。

さっそくTwitterで調べてみると、すでに「ムカキング」という名前のアカウントは何人かいました。

ただ、やはり無課金勢は課金勢には純粋な戦力で勝てないのもあり、まったく有名になれていないようでした。

でも、NFTゲームなら「無課金で稼いでいるヤツがいるのって、誰もやっていないし、絶対ウケる!と確信しました。

また、難しい要素が多いNFTゲームにおいて、無課金=ノーリスクというプレイスタイルは、仮想通貨やNFTのことを知らない一般の方(=民衆)も真似しやすいんじゃないかなと思い、「ムカキング」として発信し始めました。

web3/NFTゲーム界隈で唯一「民衆の目線」に立っているキャラこそ、「ムカキング」なんです。

−無課金で日本トップという認識ができたからこそ、「ムカキング」の誕生につながったんですね。

とはいえ、正直なところただ私が勝手に名乗っているだけですw

だって、「JobTribes」のPvPは、月に1回行われていたので、、毎回必ず「無課金勢のトップ」はいるわけですから。

私はNFTゲーム界隈で誰よりも先に「無課金勢の王」=「ムカキング」と大きく名乗り始めただけなんです。いわゆる、ブランディングというやつです。

我ながら、「ムカキング」というネーミングは完璧すぎだと思いますw

ぱっと見で何をやっているアカウントなのかわかるし、そもそも目にとまりやすいので。

−なるほど。では次に、「ムカキング」というブランドを使って発信することにどのようなモチベーションを感じて活動を始めたのでしょうか。

「ムカキング」の存在価値はただ一つ、「民衆目線」ということです。

きっかけは、民衆に絶対ウケるという感覚ですね。ほぼノリですw

裏に会社やプロデューサーとかもいませんし、個人的に勝手に始めたことですから。

ただ、発信し続けてきてわかったのですが、web3/NFTゲーム界隈って、「仮想通貨やNFTになじみのない方にもわかりやすく発信する」という感覚を持っている人がほとんどいないんです。

また、web3界隈のインフルエンサーも、お金になる案件に走りがちで、案件を受けたゲーム会社やそのサービスに対して忖度(そんたく)が始まりつつあります。

一方、「ムカキング」というキャラは自分のエゴを押しとおしているように見えるかもしれませんが、実は「わかりやすい」「誰でもマネできる」という点で、圧倒的に「民衆目線」なんです。

「ムカキング」は「自分がやりたいこと」というよりは、「民衆にウケる」という発想が原点になっているキャラだからです。

なんか、ムカキングをムカキング中の人が客観的に語るって、変な感じですねw

NFTゲームが流行るためには、「民衆目線」がキー・ポイントになると考えています。

NFTゲームは、民衆にとって始めるだけでも面倒だし、そもそも初期費用や安全性も含めてまだまだハードルがとても高いです。

その上、界隈の発信者・インフルエンサーも、の発信もわかりづらいんですよね。(わかりやすさを自称する人も、わかりづらい)

NFTゲームの攻略記事とかも、一般人が読めるように書かれていないものがほとんどです。

NFTゲームにはさまざまな課題がありますが、その根本的なものが「民衆の目線」への意識だと考えています。

ムカキングさんの過去企画

この界隈にはハイスペックで頭が良い人が本当に多いです。

ただ、逆にそのせいで、これからマスアダプション、つまり民衆にとって身近な存在にすることを実現したいと言っているわりに、このキーポイントががわかっていないんだろうなと。私を含めて、民衆にはそんな難しいことはわからんぞ、と。

このような理由から、ムカキングというのは“無課金王”だけではなく、“民衆の王”としても発信する価値があると気づいたんです。

たとえば、民衆にとって「仮想通貨=怖いもの、危険なもの」ですが、「無課金=ノーリスク」なら絶対に損にはならない。これって「民衆目線」じゃないですか。

長くなりましたが、とにかく、私のあらゆる発信は「民衆の目線」になっているんです。

自分自身が「低い目線」の位置にいたからこそ民衆の気持ちがわかる

ムカキングさん、過去出場大会での活躍

−JobTribesを初めて遊んだ頃の話をお伺いします。

「JobTribes」を始めたのは2020年6月頃ですね。かなり早い時期からやっていると言えるんじゃないでしょうか。

ただ、当時仮想通貨とかはまったく触ったことがなくて。web3やNFTという言葉すら知りませんでしたw

−最近はまずNFTを知り、その後でPlay to Earnという概念を知ったという人も多いように思います。一方、まだPlay to Earnやweb3という言葉がまったく知られていなかった2020年にムカキングさんがJobTribesに出会ったきっかけは?

きっかけはあまり覚えていませんが、ネットサーフィンをしていたら偶然見つけたという感じだったと思います。

ソシャゲをやるタイプでもなかったので、本当にたまたま目に入ったんでしょうね。

「ゲームで稼ぐ」という言葉のインパクトが大きかったこと、、そして無課金で始めることができること。今思えば、これがNFTゲームを始めたきっかけになりました。

もし「JobTribes」がNFTに課金しなければ始められないNFTゲームだったら、始めることすらできなかったと思います。

−「ゲームで稼げる」、そして「無課金でもできる」という要素。これは現在の「民衆の目線にこだわる」ことにつながりますよね。

ムカキングの発信のこだわりは、「誰でもできる“ゲームで稼ぐ”」です。まさに「民衆目線」そのものです。

私は俗に言う「下級国民」で「貯金0円世帯」です。

ぶっちゃけた話、そもそも私って民衆というか「民衆以下」なんですw

私にはお金も学歴も資格もないし、いまだにバイトや派遣で食いつないでいます。それでも“ゲームで稼ぐ”を始めることができているので、ムカキング、いやそもそも私自身が、民衆にとってマネしやすい存在だと思っています。

ムカキングはキャラですが、演じているわけではないんです。私自身です。

繰り返しになりますが、web3/NFTゲーム界隈の人は「民衆の目線」に合わせる気がないんだろうな、と。

最近、勉強もかねていろいろなNFTゲームをさわろうとしていますが、始めるだけで大変なのはあいかわらずです。

NFTゲームの超有名タイトルでさえ、まだ初心者が始めて遊んで稼ぐまでのガイド情報を整理できていません。いや、“整理したつもり”になっています。

だからこそ、ムカキングの出番なのかなと思っています。

今はまだ徹底的に「民衆の目線」にこだわった発信をなかなか理解されなかったり、誤解・曲解されてプチ炎上することもありますw

ですが、これからweb3/NFTゲームの世界にやってくる民衆こそが、ムカキングの存在価値を証明してくれると確信しています。

ムカキングが既存のNFTゲームに厳しい言葉を投げかける理由

無課金王おすすめのNFTゲームとは

−ムカキングさんは、ご自身が主にプレイされているJobTribesや麺屋ドラゴンラーメン(いずれもNFTゲームプラットフォーム「PlayMining」でリリースされているゲーム)に対して批判的な意見を投げかけることもあるようですが。

大前提として、私は日々の活動の中で、ゲーム会社のトップに直接会いに行って質問しまくったり、ゲームギルドと秘密保持契約を結んだりしてまで、自分から最新情報を取りに行っています。

多くの人に直接会いに行っているムカキングさん

最新情報を持っている人や組織に聞きに行くことで、より良い情報を民衆に届けることができるからです。その中には、外部にもらせない情報もあります。

ですので、web3/GameFi界隈が今どういう流れになっていて、これから何が起こるかっていう「大局」がある程度わかるんですよ。

もちろん、これからどんなNFTゲームが出てくるのかも、どんなゲーム会社がNFTに参入するのかもわかっています。

その上で、NFTゲームの現状を見渡すと、いま“言わなければならないこと”が結構あるんです。

例えば、ムカキングの「無課金戦略」では、「JobTribes」が主な収入源です。ただ、このNFTゲームは“社会福祉的ゲーム”と呼べるほど、プレイヤーにお金を“配りすぎている”ゲームなんですよね。

このままでは、ゲーム会社(DEA社)の方が先につぶれてしまいます。

このままJobTribesでお金を配るなら、麺ドラなどDEA社(PlayMiningの運営会社)が出している他のゲームで課金勢が出てこないとサービスは継続できなくなる。

「JobTribes」が無課金でも稼げるNFTゲームであり続けるためには、JobTribes以外のPlayMiningのゲーム(メンドラなど4タイトル)が、「おもしろいから課金する」ゲームになっていく必要があります。

だからこそ、もしPlayMiningのNFTゲームがおもしろくないなら、今のうちに「おもしろくない」とはっきり言わなきゃいけない。

PlayMining界隈はコアなファンが多く、会社のビジョンに共感して応援している人が多数いるので、PlayMiningのNFTゲームに対する批判的な声はあまり聞こえてきません。

むしろ、私がおもしろくないと言えば炎上さわぎになります。

でも、これから初めてNFTゲームをプレイする人が「会社のビジョンに共感して」なんていう都合が良い動機で始めるはずないじゃないですか。

彼らが興味があるのは、シンプルに「おもしろいかどうか」あるいは「稼げるかどうか」でしょう。

今出ているNFTゲームは、今のうちに改善できなければ、流行ることはあり得ません。

少し話がそれますが「ポケモン」のすごさって、NFTゲームをやっているとわかるんですよ。

ポケモンは約7000円のソフト買ったら子どもから大人まで遊べて、冒険を楽しむことも、バトルを極めることも、友だちとつながることもできます。

NFTゲームは、NFTを買った方が強いと決まっていますが、ポケモンは戦い方次第でレベル1のポケモンでレベル50のポケモンを倒すことができます。

「ポケモン」は、私も子どもの頃から夢中で遊んでいたゲームですが、キャラクターもストーリーも、ゲームバランスも、ゲーム以外のアニメやグッズ展開も、もはや最強すぎるんです。

PlayMiningだけではないですが、今のNFTゲームが「ポケモン」「遊戯王」で遊んでいるプレイヤーから時間を奪って遊んでもらえるとは思えないんです。

だから、逆に言えば、NFTゲームだからこそのおもしろさ、特に「稼げるかどうか」は、ムカキングが“民衆の王”として忖度なく言わなきゃならないと思っています。

ふきだし:NFTゲームの可能性を信じて応援しているという前提で、でも叩くべき時は叩かないといけないんです。

特にDEA社のNFTゲームは、その創業者・吉田直人(ごろー)さんのビジョンが、ムカキングの発信との相性が良いので、だからこそなんとしても負けてほしくないんです。

もちろん、ムカキングのゲーム批判に対して強く反発する人たちもいます。

でも、私があるゲームの批判を発信することで、ムカキングを敵視する彼らからそのゲームの良いところが発信されるわけです。

私は、ゲームやそのファンコミュニティというのは、ゲームに対する批判が起こっていたり、ファン同士で意見のぶつかり合いが起こっていたりしている方が健全だし、より発展・存続するものだと思っています。

なので、私の発信に対して反対者が出てくることはむしろ大歓迎ですね。ムカキングは熱の発火点なんです。

私自身が各ゲームの良い面、悪い面の両方について触れることで他の人からもいろんな意見が出てきて、結果的にそれらの意見がバランスを取りながらゲームの発展を支えていく形になればと思っています。

これまで「無課金」でどれだけ稼いできたのか

これまでムカキングさんが稼いできた額

−これまでに無課金でどれくらい稼いでるのでしょうか?これからJobTribesを始める人は気になる点だと思います。

結論から言うと、直近では2022年3月から2023年3月までの1年間で、約45万DEP(DEPはPlayMiningで流通している仮想通貨)くらいです。約45万円です。

*1DEP=1円で計算

ここ3ヶ月は、月収8.5万DEPくらいです。

2022年11月頃からレジェンダリーのスカラーになったり、麺ドラのスカラーを始めたりして、間もなく月収10万DEPに届くだろうと予想しています。(3月のインタビュー後、4月の月収が11万DEPを超えました)

※レジェンダリー:JobTribesのカードのレアリティの1種。レアリティが低い順にコモン、レア、エピック、レジェンダリーの4種がある。

※スカラー:NFTゲームのスカラーシップ制度(NFTを他者に貸し出して自分の代わりにプレイしてもらい、報酬の一部を貸し手が受け取る仕組み)におけるNFTの借り手を指す言葉

−NFTゲームを初めて触るような人からすれば、無課金で、スカラーシップを使って月収約8万円というのは魅力的な水準ですよね。

私は稼いだDEPを利確(利益確定)していないんですが、貧乏生活をしている私にとって、、ゲームで稼いだ月8万円というのは、本当に生活が変わります。

東南アジアなど所得水準が高くない地域のプレイヤーがスカラーシップでNFTを借りてプレイし、獲得したDEPで「生活に必要な物資が買えました」といった発信しているのを見かけますが、これは実際にNFTゲームのおかげで起こっていることなんです。

Play To Earn=“ゲームで稼ぐ”というのはまさに“働き方革命”で、社会的にも意義があることだと思います。

−スカラーシップという仕組みに社会的意義があるからこそ、ゲーム自体が面白いものとなり、勝ち続ける必要があるということですね。ちなみにムカキングさんは稼いだDEPをどうされているのでしょうか。

私は、NFTゲーム稼いだ仮想通貨は、利確つまり日本円への換金はしていません。

ムカキングの基本的な立ち回り、JobTribesでの「無課金戦略」をかんたんに説明すると、

①:スカラーシップでスカラーになる(「無課金戦略」スタート)

②:スカラーで稼いだ仮想通貨:DEPで、自分のNFTカードを買う

③:スカラーで借りたNFTカードだけでなく、自分のNFTカードでも稼げるようになる

④:①~③の繰り返しで、徐々に稼ぎを増やしていく

という感じです。

約1年前にスカラーになってから、報酬が少しずつ上がっているのは、スカラーとして稼ぐだけではなく、自分のNFTカードを買うことによって、自分の力でも稼げるようになってきたからです。

無課金で、NFTカードのコモンを揃え、次にレアを揃えて、今やっとエピックまで揃ったんですよ。

そして、来月4月の報酬でついに10万DEPに届きそうかなというところです。(結果、11万DEPを超えました)

NFTクエスト画面 LEGENDARY > EPIC > RARE > COMMONの順にレア度が高く、多く稼げるがNFTカードのデッキを揃える費用も高い。

−なるほど、利確して生活費にあてるというイメージではなく、稼いだDEPで自前のNFTを揃えて、いずれはスカラーシップを使わなくても自立して稼いでいけるようになる、と。

スカラーというのは、あくまで雇(やと)われの立場なので、本当に働き方を変えたとは言い切れません。キーワードは「自立」です。

NFTゲームのスカラーは、ぶっちゃけ“オイシイ副業”です。ゲームを1日30分ほど、しかも無課金=ノーリスクで、初月から安定して稼ぐことができますから。

しかし、ここが最大の“落とし穴”なんです。

もちろん、生活水準によっては、生活費に使うのも全然ありです。ただ、ギリギリがまんできる(私もギリギリです)なら、短期的な利益ではなく、長い目で見て投資的な立ち回りを考えることも必要です。

スカラーは、稼ぎ方・働き方、さらには人生を変えるための「きっかけ」としてとらえるべきです。

長い目で見て、「自立」していくことを考えるべきなんです。

もう一つ、スカラーシップ、無課金での稼ぎ方について知っておいて欲しいことがあります。

実は無課金勢・スカラーで利確する人というのは、NFTゲームの経済圏を破壊しかねない存在でもあるんですよね。たとえて言えば、タダ食いや試食でお腹を満たすのと同じです。

また、利確をすれば売り圧が増して、トークン(仮想通貨やNFT)の価格が下がってしまいますから。

ムカキングとしてそれをおすすめしすぎると、NFTゲームの経済圏にとって、そもそもゲームというサービスにとって「害悪」になってしまいます。

もちろん、無課金勢はただの害悪ではなく、ちゃんと存在価値もあるのですが、ここでは長くなってしまうので省略します。…が、話したすぎて仕方がありませんw

私は、NFTゲーム界隈で唯一無二の無課金勢のインフルエンサーとして、まず証明すべきは「無課金でも稼げる」ということ。これは、先ほど伝えたとおり「民衆の目線」で考えてのことです。

ここまでが「無課金戦略」の「第一幕」です。これは月収10万円を目安にしていて、間もなく証明できます。(インタビュー後、4月に証明)

その次「第二幕」は、無課金で稼ぐ側でなく、民衆に無課金で稼ぐチャンスを提供する側になる、ということです。

スカラーは、オーナーにしてもらったことを次のスカラーに返していく。これが理想的な“ゲーム版スカラーシップ”の姿だと思います。

スカラーになって稼いでいくために必要なこと

ムカキングさんがスカラーシップで大切なことを解説

−読者の中には、「自分もムカキングさんのようにスカラーになってNFTゲームで稼ぎたい」という人はいると思うのですが、スカラーになるにも競争は激しく、狭き門だと思います。スカラーになるにあたってコツなどはあるのでしょうか。

簡単に言うと、スカラーシップって「貢献」なんですよね。

オーナーがすべてのリスクを背負ってくれているので、スカラーは「どれだけオーナーに貢献できるか」が重要になります。

ですので、まずはオーナーから信頼されること。逆の立場で考えると「自分ならどういう人にNFTを貸したいか」を考えるべきなんです。

レジェンダリーデッキともなれば車が買えるくらいの資産価値になるので、自分は果たしてそれを貸したいと思える人間なのかをまず考えてほしいです。

「自分は何者なのか?」が相手からもわかるような地道な振る舞いも必要です。

例えば、Twitterで毎日NFTゲームのことをつぶやくなど。ちゃんと毎日やってますよということを証明しないといけない。

直接的な貢献で言うと、オーナーがスカラーに一番やって欲しいことは、貸したNFTカードを強化することです。そのための強化アイテムを日々プレイして集めることなどが具体的なアクションになりますね。

詳しくは、こちらの記事を読んでください。

また、今ゲームギルドのスカラーになるのは競争がとても激しいです。

そこで、個人オーナーを見つけるのもひとつの手です。

個人オーナーを見つけるには、「#スカラー募集」などのハッシュタグで探すと出てきます。

この場合、先ほどとは逆にこちらからも「どんな発信をしているオーナーなのか」を見ないといけません。

というのも、スカラーが稼いだお金は一度全額がオーナーに渡り、その後オーナーから振り込んでもらう形になります。

ゲームギルドなら個人委託契約を結んだりしますが、個人間ではほぼ信頼だけで成り立っている関係なので、お互いに信頼しあえる立ち回りをしないといけません。

スカラーになるにしても、常日頃からそういった視点を踏まえた振る舞いをすることが必要ですね。

ムカキングの活動を通して“叶えたい夢”とは?

−ムカキングさんの今後の目標や夢についてお伺いします。

いま一番興味があるのは、実は「教育」なんです。

ムカキングとしての活動は、自分の人生を書けた夢の最初のステップです。

将来、10年後とかは教育の世界で活躍していたいなと考えています。

実際、ムカキングというキャラクターをやっていて、なんと子どものファンができたんです。

考えてみれば、web3/NFTゲーム界隈で「子どもウケ」しているのって自分だけかもと思って。目立つ格好していて、よかったですねw

ムカキングを始めた時はこんなことまったく予想していませんでしたが、元々持っていた夢とつながったんです。

自分が虐待や生まれつきの病気、貧困など、これまで様々なものに向き合ってきた経験が、同じような苦しみの中にいる子どもの希望になれると確信しています。

ムカキングは私の半生や夢が具現化したキャラです。キャラとは「生き方」です。ゆえに、ムカキングとは「私の生き方」そのものです。

私は、「ムカキングはキャラクター」だと言っていますが、それは見た目やセリフがアニメキャラっぽいみたいな意味でも、演じさせられるものみたいな意味でもありません。

“人としてどう生きるか”

「生き方」こそがキャラクターだと思っています。

だからこそ、ムカキングも“無課金王”“民衆の王”として、どうあり続けるか。インフルエンサーとして、ちゃんと哲学をもって発信し続けていきます。

今はフォロワー数などの実績もまだ大きくないですが、ムカキングと共に私「中の人」も成長し続けて、それがそのまま「王の生き方」になると確信しています。

そういう、ムカキングと私の人生のストーリーは描けています。あとは証明するだけです。

私の人生は、ムカキングと共にあります。見ていてください。きっと飽きないと思うのでw

ムカキングさんのTwitter / YouTube