Move to Earnで話題の「STEPN」。
みなさんは毎日動いて稼いでいますか?
NFTを用いてお金を稼ぐサービスとしてはNFTゲームのPlay to Earnよりも急速に広がりを見せている印象があるSTEPN。
そんなSTEPNは果たして本当に稼げるのでしょうか?
また「物理的に動く(走ったり歩いたりする)」時間を取らないといけない以上、生活スタイルにも変化が少なからず生まれます。
この記事ではSTEPNのローンチ直後からコツコツと毎日歩き続けてきた筆者が、約1か月続けることでどれくらい稼ぐことができたのかという体験談をお伝えします。
- そもそも、どうして歩いて稼げるの?
- それって、あやしくない?
STEPNを始める時は自分のスタンスを決めたほうがいい
Twitterなどを見ているとSTEPNで相当大きく稼いでいる人の発信も見られます。
年収に換算すると2000万円を超える金額をSTEPNだけで稼ぐような「散歩師」と言ってもよいレベルの人もいますよね。
効率を最大化するために初期投資をおしまずNFTのスニーカーを複数揃えて、毎日エネルギーをきっちり消化しきるまで歩き込めば1日で数千円どころか数万円の収入を得ることは可能です。
ですがわたしは結局それをしませんでした。
理由は「お金のためにそんなに歩きたくない」という単純なもの。
わたしは元々、毎日1時間以上の散歩をする習慣がありました。
ですので、もちろん最初は「やった!これで毎日1時間歩けばかなり稼げるぞ!」と思いました。
ところが不思議なもので、歩いてお金を稼げる仕組みが生まれると「歩いてお金を稼ぐ手段があるのなら、そのお金を稼げる分だけきっちり歩けばいいや」「せっかく歩いてもお金を稼げない散歩ならしなくていいや」と思うようになってしまいました。
当初、わたしはNFTのスニーカーを1足しか持っていませんでした。
この状態だと、歩いてお金を稼げる時間は1日あたりたったの10分程度。
サービス開始当初のキャンペーン期間はそれが1日20分の時期もありましたが、いずれにせよ「稼げる時間の分だけ歩こう」という考えになってしまいました。
つまり、元々STEPNを始める前は毎日1時間以上散歩をしていたのに、なまじSTEPNを始めたばかりに「お金にならない散歩は無駄だな」と思うようになり、1日の散歩時間は1時間から10分になってしまったのです!
ゆるい付き合い方でいいと割り切った
予期せぬ形で毎日の運動時間が減ってしまったことは個人的には由々しき問題なのですが、STEPNとの付き合い方は自分の中ではっきりしました。
それは「お金のためにあくせくと歩くのはやめよう」というものです。
毎日の習慣になっていた散歩が急に止まってしまうくらい、お金が絡んでくると人の行動は変わってしまうんだなということを今回経験しました。
だったら無理にGSTトークンを稼ぐために強制的に歩くことはせず、あくまでリフレッシュ程度の散歩と割り切ってSTEPNを活用しよう、と。
その散歩の間だけは、ちゃんとアプリを起動してスタートボタンを押すことだけは忘れないようにしよう。
そういった発想になりました。
これでも副収入的には十分な金額にはなります。
わたしのスニーカーはJoggerで現在レベル9。1日に10分歩けば10〜12GSTが稼げます。
2022年2月のレートでは日本円にして3000円〜3600円程度。
1か月続ければ10万円前後となり、靴の修理代でいくらか再投資をしても数万円は残ります。
1日10分歩いてこれくらいの副収入が得られれば個人的には十分だなと思い、これ以上に投資をしてスニーカーを増やして生産性を上げるのはやめました。
Play to EarnにせよMove to Earnにせよ、楽に稼げるように見えますが実際は自分の時間をかなり注ぎ込まないと稼げない労働です。(少なくとも初期のうちは)
そのことを理解した上で、みなさんもSTEPNとは上手な付き合い方をしてほしいと思います。