Facebook社の社名がmetaに変更されるなど、大企業の参入が相次いでいるNFT市場。
今後もさまざまな企業が参入することが予想されていて、2025年までには9兆円以上の市場規模になる見通しです。
以上のような市場予測が出ているなか、NFT市場にさらなる追い風が吹いてきました。
なんとあのInstagramもNFTに参入する可能性があると発表したのです。
今回の記事ではInstagramがNFTに参入する経緯と、NFTにおけるInstagramの将来的な構想を紹介します。
InstagramがNFT市場へ参入する経緯
NFT市場は2021年頃から加熱し始めました。
そもそもNFTが持つ特徴は以下の通りです。
- ブロックチェーンに記録することで独自の価値が保証される
- 代替性がきかない唯一の作品が出来上がる
- 複製品を作ることはほぼ不可能
以上のように独自の特徴を持つNFTは従来のアート作品の価値を根底から覆し、独自の市場を形成するまでに成長しました。
特に近年ではIPホルダー(独自の著作物を持つ団体・企業)たちがNFT市場に参入する機会が増えつつあります。
例えば、adidasは独自のNFTコレクションを発表し、総売上金額は26億円にも達しました。
adidasの他にもさまざまな企業が参入していることから、大企業もNFT市場に注目し始めていて、時代の潮流に乗る形でInstagramもNFT機能を導入予定と発表しています。
将来的なInstagramの構想
InstagramがNFTに参入することは、2021年の夏頃から噂されていました。
Instagramの開発部門の人間がTwitterにてNFT機能を開発している旨を投稿し、注目を集めます。
ツイート内容としては「Collectibles」という機能を開発中のスクリーンショットで、ユーザーが投稿内容をNFTに転換できるというものでした。
スクリーンショットの内容やツイート内容を加味すると、変換したNFTはユーザー同士で取引が可能なようです。
既存のInstagramというプラットフォーム内でNFT取引ができるようになれば、さらにNFTが身近な存在になり、現在よりもさらに大きな市場になるかもしれません。
投稿写真がNFTになることによって、「インスタ映え」に価値がつく時代がくる日も遠くないでしょう。
いずれにせよ今後のInstagramの動向には注目が集まります。