今回はジョブトライブスなど人気NFTゲームを運営するDEA社は、どんな会社なのか?調べてみたいと思います。
日本人が経営しているのにシンガポールにあるなんて、怪しい会社ではないのか。すぐに売り上げを持っていなくなってしまう会社ではないのか。心配な方もいると思います。
ジョブトライブスなどDEA社のゲームは無料で遊ぶ分にはどんな会社かは気になりませんが、ある程度のお金を払って課金して遊ぶ場合、どんな会社かは気になりますよね。
DEA社のHPをじっくり見ていき、掲載されているメンバー30名全員の経歴を見ていくと、DEA社の全容が見えてきました。
ぜひ最後までご覧ください。
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DEA社のオフィスを確認
DEAというのはDigital Entertaiment Assetの略なんですね。Assetは資産という意味です。
まずは会社概要を見ると、本社所在地が日本語ではないですね。シンガポールと書かれています。
田舎者の私は本社はどんなビルに入っているのか調べてみました。
「Marina One East Tower」で調べてみると、出てきた画像はコレ↓
建物自体の大きさにも驚きですが、近未来的で地球環境にも良さそうな最先端のデザイン!
こんな場所で働いてみたい…
いえ、話がそれました、会社はちゃんとした場所にあるようですが、気になるのは、なぜ日本ではなくシンガポールで会社を設立する必要があったのか。
調べてみると、代表の吉田さんが以下記事で「シンガポールでの起業は、日本の法律、税制などがはっきりしなかったから」と言っています。
渡辺創太さんなどweb3起業家が日本の税制が追い付いていなくて、日本で起業するととんでもない税金がかかり1年で倒産するので海外を選ばざるを得ないとして、web3人材が海外流出していると聞きますが、まさにそのことですね。
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DEA社の業績は?
オフィスはしっかりしたところにあることがわかりますたが、きちんと売り上げが上がっていなくては倒産してしまいます。収益性を見てみましょう。
シンガポールを拠点にグローバルでGameFiプラットフォーム事業を展開する「Digital Entertainment Asset Pte. Ltd. (DEA)」。2018年8月に創業し、『JobTribes』をはじめとした暗号資産、NFTを活用したゲームをリリースしてきた同社は、今期半期決算で4,200万SGD(約39億円)の売上、利益で2,600万SGD(約24億円)という業績を発表し話題を呼んだ。また同社のゲーム内で活用できる暗号資産「DEAPcoin」は、今年1月に国内暗号資産(仮想通貨)取引所「BITPOINT」に上場している。
出典:あたらしい経済 2022年5月掲載
え?そんなに儲かってるの?と驚いた。
創業4年にして、半期の決算で約40億売り上げ、利益が24億というのも凄いが、利益率が50%以上というのに驚きだ。
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DEA社の最近の動きは?
最近の動きを公式リリースから確認します。昨年(2022年)後半からの動きが目まぐるしいですね。
楽天、テレビ東京と業務提携を行っています。ゲームやエンターテイメントの視点では、この2社と提携ができれば進められる事業も一気に広がりそうです。
そのほか13億規模の資金調達や様々な大手ゲームギルドなどとパートナーシップを組んでいます。
NFTゲーム業界は2022年後半は冬でしたが、その時期も着々と新ゲームをリリースしているのも信頼がおけますね。
最近ではクレジットカードでゲームで使うNFTを購入できるようにしたり、売り上げの40%でゲーム内で使う通貨DEPを買い支えると発表したのも話題を呼びました。
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DEA社にはどんな人材がいるのか
企業は人なりです。どんな人を採用するかに、その企業の本音、本性、将来向かう場所が見えてくるからです。
どんなメンバーが集まっているのか確認していきましょう。
HPには共同代表の吉田さん、山田さん以下役員が並んでいます。
監査役を含め、約30人全員が顔出しをしているのは好印象ですね。だいたい怪しい会社はだれも顔出ししていないものです。
監査役の大久保さん以外は全員「Play Mining」のTシャツを着ていて、さわやかさを演出していますが、それには騙されません!
公開している全メンバーの経歴を見ていくことで、本性を暴いてやりましょう!
CEO吉田直人さん
優しそうな外見ですが、紹介されていたインタビュー記事を読んでみたところ、癌、倒産、自己破産と壮絶な人生を送りながら、3社の上場企業を設立した不屈の精神の持ち主ということが分かりました。一時は社員300人はいたとか。
子供の頃からゲーム好きで、ビジネスとしても20年ぶりにゲーム業界に戻って来て、自分の作品で感動して泣くような体験を味わいたいと想っているそうです。
DEA社設立にあたっては英語が話せないのに単身シンガポールに乗り込んだそうです。
CEO山田耕三さん
山田さんには一度インタビューさせて頂いたことがあります。
テレビ東京の敏腕プロデューサーだった山田さんは、エンターテイメントに対して、またクリエイターが幸せになる世界を作ることについて、非常に強い情熱を持っている人と感じました。
クリエイターがNFTの世界に飛び込むことを応援するのが目標と書かれていますが、DEA社運営のゲームはどれもクリエイターに利益が還元されるものばかりで、なぜこんなにクリエイターを大切にするのかな?と思ったいたのですが、山田さんへのインタビューでそれをお聞きできて理解ができました。
関連記事:【ジョブトライブスなど運営のDEA代表 山田氏に直撃インタビュー!】Play to Earnゲームは「誰かの役に立つことで生きがいと幸福度を最大化できる世界」を実現する
山田さんのnote:https://note.com/kozo_tx
coo 桐生慎也さん
経営企画や管理部門の責任者をされています。
ソニー出井会長が立ち上げたクオンタムリープでシニアディレクターをされたこともある実力者。出井さんとも実父より長い時間語り合ったと言っているほど近い距離で一緒に働かれていたようです。
出井さんに気に入られ近い距離で学ばれたのは羨ましいです。
また、国際数学オリンピック日本代表最終候補ということで、めちゃくちゃ数字に強そうです。
CFO 怒賀良平さん
なんと15歳までロサンゼルスで育ったそうです。
ゴールドマンサックス証券のファイナンス部門のヴァイス・プレジデントとして、投資銀行、資産運用、トレーディングなど様々な事業をカバーするリスク管理及び会計を担当。グローバルなリスク管理と会計のプロですね。
DEA社が米投資グループから約13億5000万円を調達できたのも、彼のような人材がいるおかげなのでしょう。
Chief Strategy Officer/Head of Global Business 興梠立哉さん
ソフトバンクやMeta社でのキャリアがあり、ビジネスパートナーや海外のビジネスを推進するリーダーのようです。
DEA社の海外イベントの動画でもよく彼を見かけます。まさにDEA社の顔的な存在なのでしょう。さわやかなイケメンです。
CMO 栗原英誠さん
最高マーケティング責任者です。
東大法学部卒で博報堂、経営視点から会社を支えることができます。
見事な経歴で、勝てる気がしません。
CTO 並河大地さん
最高技術責任者です。
アイドルの運営もされていたとか、面白いですね。
NTTなどでDEA社らしいエンタメとITの掛け算の領域で企画開発をされてきたようです。
Chief Game Officer 櫟聡志さん
バンダイナムコと海外で活躍されてきたDEA社にとっての即戦力人材。
ゲームをマーケティングとマネジメントで引っ張ります。
日本語、タイ語、英語のトリリンガルと語学に堪能な方です。FBもタイ語でも書かれていて羨ましい語学力です。
ジョブトライブスはタイにもプレイヤー多いですが、タイは大事ですね。
Senior Advisor 鈴木久三郎さん
由緒正しい歌舞伎役者のような素敵な名前ですが、積んできた実績も歴史があります。
会計、税務、財務の第一線で活躍して40年。海外経験も豊富です。
徳川家の家臣と同名ですが、同一人物ではないと思われます。日本酒が好きそうな予感がします。
Creative Director 平賀映子さん
番組制作、イベント運営はDEA社でも活きそうですね。未就学児向け番組の制作運営に携わってきたので、いつか子供向けのゲーム開発をしてもらいたいです。
Localization & International Marketing Director 寺田元子さん
日本語、英語、スペイン語に堪能とはすごい。ローカリゼーションは大事ですね。
ジョブトライブスをやっていると意外とスペインなどヨーロッパのプレイヤーもいますし、世界的マーケット開拓に期待です。
日本の文化を海外に広めたいという想いがあるのでしょう。
Strategy & Reserch Associate May T. Liuさん
シンガポールオフィスの業務サポートで活躍されています。人とのコミュニケーションが得意そうです。
グローバルメンバーとして心強そうですね。JPMorganという大手有名企業でのキャリアも光っています。
Corporate Manager 伊藤優希乃さん
コストダウン企画、設備投資企画に精通されていますね。バックオフィス業務で様々な効率化を進めてくれそうです。北海道大学という名門出身。
Corporate Manager 川村誠一さん
みずほ銀行などにて、実践的な戦略企画に従事されてきた川村さん。リモート営業拠点の構築など企画から実現まで実際に行動して進めていくところまでできるのがすごいです。
実現まで責任をもってやってくれそうです。
Game Producer &Art Director 清田貴史さん
帽子とメガネが似合っていますね。多数のヒットタイトルに携わってきた感がにじみ出ています。
大手ゲーム会社でデザイナーとして、プロデューサーとして敏腕をDEAでもふるっているのでしょうね。
京都を拠点とした開発スタジオも面白そう。日本らしいゲームを世界に向けて開発してくれそうです。
Game Producer 川森拓己さん
この方はゲーム一筋ですね。グリーでゲームディレクターもやられていました。
法人を立ち上げた経験もあり、新規事業や新しいビジネスの開拓も得意そうな方です。
パブリッシャー部門というのも今後のDEAでできたら面白そうです。
Game Producer 武富周さん
GMOとグリーでゲーム事業を率いてきた方です。ヒットゲームをよく知っているでしょう。
フリーランスでコンサルティングをされたあとDEAに。
一度独立やフリーランスになってからDEAに参画されている方が多いのもDEA社の特徴ですね。
Game Producer 東将生さん
ゲーム業界出身ですね。多数のゲームを立ち上げた経験をお持ちです。
ブロックチェーンゲームの可能性に惹かれてDEAに入社されたようです。
Game Producer 尾崎邦彦さん
海外ゲームのローカライズが得意技のようです。ゲームもコンシューマーゲームからソーシャルゲームなど様々。
声優さんのマネージャーや防衛庁での勤務経験もあるようです。
Contets Producer 近持大和さん
ポケモンのプロモーション戦略を統括していたという輝かしい実績。
ブシロードでの経験もDEA社がとても欲しい人材ですね。
ジョブトライブスのコスプレコンテストが入社のきっかけのようです。自分にビビッと来たものへの行動力もお持ちの方ですね。
Game Producer 川合雄也さん
劇団からゲーム雑誌「ファミ通」の編集、バンダイナムコ、スクエニで開発運営を経験。
エンタメ、ゲーム業界をよく知っている方のようです。人生のテーマはきっとエンターテイメントなのでしょう。
Game Director 山本祐馬さん
ゲーム開発の経験が豊富ですね。良いゲームを開発したいという気持ちが伝わってきます。
この方も一度フリーランスとして独立してからDEAに参画していますね。
Game Director 林哲煥さん
韓国出身。海外企業とのアライアンス、海外拠点の経営が得意。
独立されて、ビジネスマッチングで大きく力を発揮されているようです。
Assistant Producer 木村玲児さん
ゲームギルド運営経験があり、プレイヤーの気持ちもよくわかるのでしょうね。
プレイヤーのコミュニティ運営、コミュニティとのやりとりが得意そうです。笑顔も楽しそうです。
Press Secretary & lobbing 高杉智之さん
他にない役職ですね。広報PRの専門家です。
DEA社のゲームの知名度を大きく広げるためのキーマンです。
自民党の広報担当秘書も経験され、現在はCEOの匿名案件や広報を担当されているとのこと。
Art Director 水沼勇一さん
広告デザイン、アートディレクターとして活躍してきた方です。
住宅設計から広告業界へと転身。DEA社が大きく世に広がる際の広告を素敵にデザインしてくれそうです。
Video Production Ryan Boey Jia Junさん
ショート動画、メディアキャンペーンの経験が豊富です。10年以上の経験とはすごいですね。
全大陸の最も高い山に登り、最も景色の良い道路を征服。ビジネスでも高い山に登ることができそうです。
Engineer 佐藤剛さん
ベンチャーから銀行、省庁と広い範囲でシステム開発の経験を積まれてきていますね。
DEA社のシステムを支えています。社内でも頼りにされていそう。優しそうな方です。
Engineer 長塩征幸さん
リードエンジニアとしての経験が豊富。自身で独立もされ、PlayMiningプラットフォームの開発を担当されているとのこと。
とても重要な人物ですね。大規模プロジェクト開発に携わった経験が今後も生きてきそうです。
Community Manager 毛利武将さん
コミュニティ運営のスペシャリストというレアな経歴を持っている方。
データ分析にもたけていて、CS部門の責任者をされているそう。にくめない笑顔も武器です。
Marketing Support 両角麻紀さん
留学と貿易、海外でフィールドに活躍できる人材。販売及びメンテナンスというのは確かに特殊なスキルですね。
留学を経て改めて貿易に。しっかり計画してキャリアを着実に積んでいらっしゃいます。
Ecosystem Promotions 安田絢美さん
ファッション誌編集という経歴、英語とタガログ語を駆使したエンターテイメント業界でプロモーション業務というのも独自性がありますね。
Ecosystem Promotions 広井美咲さん
ベンチャー企業で現場の経験を積まれているようです。こういう方、ベンチャー企業にはとても大事ですよね。
監査役 大久保和孝さん
最後に唯一PlayMiningTシャツを着ていない方。監査役なので当然でしょう。
経歴を見ると、とても実績豊富ですね。セガサミーホールディングの監査役もされていたそうです。
公認不正検査士という資格は知りませんでした。不正を厳しく指摘してくれるのでしょう。
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海外経験豊富で超優秀なメンバーが集まっていた
今回、HPに掲載されている全メンバーの経歴を見てわかったのは
・ゲーム業界一筋の方が多い。
・海外経験が豊富なグローバルに活躍できるメンバーが多い。
・東大や北海道大学、上智大学など高学歴なエリートが集結している。
・独立経験を持っている人が多い
ということです。
ゲーム業界出身者が多いのは当然として、海外経験があるなど海外に強みを持つ人が多くみられました。
DEA社が今後海外展開を重要な戦略と位置付けている証拠でしょう。
また学歴を見ても東大や北海道大学など有名大学を卒業されている方も多くみられ、高学歴な方が集まっていました。
そして、法人を設立するなど独立、経営者の経験がある人も多く、より経営視点からゲームや事業を考えられる人材が多いです。
また、普通の会社以上に「コミュニティ運営」「広報PR」など内外とのコミュニケーションに長けた人材を採用しているなという印象も受けました。ゲームを大事に育てて行きたいという想いが感じられます。
高い専門性を持ち、全体的に年齢も若く行動力にあふれるメンバーが多いですね。
ゲームなど一つの業界、職業一筋という方も多く、ゲームやNFTゲームに強い思い入れがあってDEA社に集結しているのも感じられます。
今後ますますDEA社に期待したくなりました。