先日、Minecraftの開発サイド(Microsoft)は、ゲーム内でのNFTの利用を一切禁止する発表をしました。

その後、今度はフォートナイトを運営するEpic Gamesの創設者兼CEOであるTim Sweeney氏からは、同社がNonfungible Token(NFT)を禁止することは「絶対にない」という発言がありました。

本記事では、この2極化されたそれぞれの方針について解説しつつ、ユーザーの反響も見ていきます。

参考記事:https://cointelegraph.com/news/epic-games-definitely-won-t-follow-minecraft-nft-ban

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マインクラフト|NFTの一切の利用を禁止

『マインクラフト』はMojangにより開発され、現在はMicrosoft社により発売されているゲームコンテンツです。教育的な要素や、メタバース空間として世界中で1億以上のユーザーに楽しまれています。

先日7月20日、『マインクラフト』開発元であるMojangがとある声明を出しています。それは『マインクラフト』とNFTの統合を認めないとする内容でした。

NFTの投機的側面と希少性、そしてNFTに関連するとされる排除や詐欺のリスクがゲームの原則に反すると考えが禁止の理由とされています。

この発表を受けて、NFTのコミュニティでは非常に物議を醸しています。日本でもインフルエンサーのManabu氏がTwitterで考察を述べていて、多くの共感を得ています。

一方で、暗号に懐疑的なゲーマーの集団からは賞賛の声が上がっているといいます。ゲームにNFTを取り入れる動きに対してはプレイヤーの反発も根強く存在していることは事実です。

フォートナイト|NFTを禁止することは「絶対にない」

オンライン上で戦うシューティングゲーム「フォートナイト」は、Minecraftと同じように、Web2.0で広く成功しているゲームです。

このゲームも、メタバースプラットフォームと見なされていて、世界中で3億以上のユーザーをかかえています。

運営のEpic Gamesは必ずしも暗号やNFTを肯定しているわけではありませんが、CEOであるTim Sweeney氏は、同社がこのテーマに関する何らかの見解をユーザーに強制することは考えていないと述べています

開発者がどのようにゲームを構築するかを決めるのは自由であるべきであり、それをプレイするかどうかを決めるのも自由です。ゲームショップやOSメーカーは、自分たちの意見を押し付けて干渉すべきではないと考えています。私たちは絶対にそうしません。

まとめ

マインクラフトも、フォートナイトも、Web2.0として発展しているゲームプラットフォームです。

メタバースの要素を持ち合わせている、またはNFTを使えるからと言っても、中央集権的な在り方は変わりません。運営元がダメと言えばそれまでです。

一方では、ユーザーを守るという観点からすると、運営元がはっきりしていることはユーザーの安心でもあります。

既存Web2.0コンテンツとブロックチェーンを利用した新しい技術摩擦は避けられませんが、それは正に、時代が動いている証だと感じています。