近頃GSTをはじめとしたSTEPNの各種トークンの価値は下がり、稼ぎも安定しなくなりつつありますね。
実際に多くのステップナーがリタイヤを決行あるいは検討しており、状況は落ち着いていません。
SNS等でも「STEPNの時代は終わった」などと言われたり、多くの暗号資産インフルエンサーたちも「STEPNを早く損切りすべきだ」などの意見を表明したりもしています。
しかし、そんな中STEPNは第3レルムの実装を行い、プロジェクトを続ける意向を示しています。
またそれと併せて、最近のSTEPNの発表の中にSTEPNの壮大な計画、目標が掲げられているのを筆者である私は発見しました。
今回この記事では、STEPNの今後の壮大な計画とそののびしろ、そして期待値を考察していきたいと思います。
STEPNの今後に不安がある方、また、やめようかと検討中の方にこの記事を読んでいただきたい記事となっています。
また、STEPNの向かっている方向がいまひとつ見えてこない、と不安を抱えている方にもおすすめの記事です。
- そもそも、どうして歩いて稼げるの?
- それって、あやしくない?
STEPNの今後の理想像
STEPNは先日、第3レルムと今後の方針、理想像について公式サイトにて文書を出していました。その中にこのような一文がありました。
「This is in line with our mission to be the bridge between web2 and web3 and bring on the next 100 million users onto web3.」
簡単にいうと、STEPNがゆくゆくはweb2とweb3の架け橋になるのだということです。
ちなみにweb1がパソコンが出現した時代。web2は今我々が日常的に利用しているSNSやYouTubeをはじめとした中央集権型メディアが幅を効かせた時代。
そして、今我々の生活の中に入ってこようとしているのがまさにweb3です。
これは2の段階とは異なり、中央集権型から分散型に、より自由な存在になろうとしているものなのだと理解していただければ良いと思います。
それを踏まえるとSTEPNの言いたいことが見えてきますね。
Web2のようなSNS等に似た要素を取り入れ拡充していくばかりでなく、web3的なあり方を実現するために行動していくということなのでしょう。
ですからあえてSTEPN側が持つユーザーの情報をメールアドレスのみに絞るなどといった取り組みは既に行われているのです。
そうすることでよりユーザー主体のコンテンツが出来上がるという理屈なわけです。
つまりSTEPNはweb3を引っ張っていくような存在になるというところまでを想定した大きな構えをもってプロジェクトに取り組んでいるということですね。
またこのことが述べられていた公式の文章から、「STEPNVERSE」といった気になる言葉も散見されていました。これについて次の見出しで扱っていきたいと思います。
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STEPNVERSEとは何か
この言葉の確定的な意味は未だ表明されていないと言えそうですが、既存の概念であるメタバースなどから推察するに、STEPN世界というような意味合いなのではないかと思われます。
運営は今回APEレルムにてBAYCのNFTアートを持つ富裕層を呼び込むことで、このSTEPNVERSEへの参加者を増やし、そしてSTEPNVERSEそのものの拡大を図ろうとしています。
今の調子で新規参入者を集い、その間に新規参入者に頼らずともSTEPNが回るような仕組みを整えるつもりなのでしょう。
そしてゆくゆくはこのSTEPNならではの「歩いて稼ぐ」というコンテンツは、さまざまにあるうちの一つという認識になり、STEPN特有のweb3空間まさにSTEPNVERSEを作っていく計画であるようです。
そのために運営は、パンダスキンをはじめとしたスキンの登場そしてアイコンマークの充実化などのシステム外の装飾的な部分にも力を入れると表明しているわけですね。
関連記事:今「STEPN」をやるなら「Walker」シューズを選ぼう! 経験談ですが、「Jogger」を使うとだんだんSTEPNをサボりがちになってしまいます。
壮大な目的の達成のために運営は何をしている?
今まで紹介してきてお分かりいただけたように、STEPNはweb2とweb3の架け橋になり、そして歩いて稼ぐ以外のコンテンツもゆくゆくは増やしていきたい意向すらあるという野望を持っています。
では運営はその目標達成のために何をしているのでしょうか。
まずは目の前のことですね。すんなり解消されそうにもないので多くのユーザーは焦りを隠せないと思いますが、まずはGSTとGMTの価格に関してでしょう。
STEPN自身の問題はもちろんありますが、それだけではなく暗号資産全体がウクライナの問題、中国やアメリカなどで暗号資産の立ち位置が悪くなりつつあることなどから、暗号資産全体の価値が暴落しているこの市場でどのように立ち回るつもりであるのかというところです。
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これについて運営は「営業利益の5%以上を必ずGMTバーンに使う」と宣言しています。これを続けることで、市場に出回るGMTの数を減らして価値を高めるあるいは維持することができます。
まずはここでSTEPNにまつわるトークンの価値を上げ、ユーザーを安心させてSTEPNにとどまらせるということが必要と考えているのでしょう。これは非常に妥当な考えであると思います。
そしてその上でサーバー攻撃への対応や不正への対応を続けており、順調にSTEPNを存続させるための合理的な策を講じているようです。
STEPNはまだまだ期待できるプロジェクトと言えるのかもしれませんね。それでは、今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました!