NFTに取り組んでいる人にさまざまな角度からNFTの魅力をお伺いする本企画。
今回は、先月(2022年11月)フィリピンで開催されたAxie Infinityの世界大会に日本人4名のチームで参加し、見事優勝を勝ち取ったメンバーであるYUUUUUさん、de-hiさん、minoさんにお話しを伺いました。(優勝賞金7万ドル(約1,000万円))
Axie Infinityをはじめとするブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)は、日本ではまだプレイヤーが少ないのが現状です。
そのような中、YUUUUUさん、de-hiさん、minoさんはAxie Infinityの「プロプレイヤー」として活動しています。
NFTを利用し、プレイすることで暗号資産を稼ぐことができるゲームとして知られるブロックチェーンゲームですが、そのブロックチェーンゲームを対象にプロとして活動している3人のリアルな体験談を伺うことができました。
ぜひ最後までお読みください!
Axie Infinityの「 プロプレイヤー」
−現在の活動の内容をお聞かせください。
YUUUUU:仕事としてブロックチェーンゲームに取り組んでいます。
主にプレイしているのはAxie Infinityです。
プレイヤーとして大会に出て賞金を獲得したり、ブリーディング機能(2体のアクシーというキャラクターから新しいキャラクターを生み出すこと)で強いキャラクターを作ってマーケットで販売したりしています。
ゲームプレイ以外の部分では、ゲームギルドや企業のアドバイザーもやっています。
YGG Japanさんのアンバサダーや、LGGさんなどいくつかのギルドでアドバイザーとして活動しており、Axie Infinityを日本で盛り上げることを目的とした定期イベントも行っています。
de-hi(でーひー):僕は自営業の仕事をしながら、Axie Infinityをプレイしています。 ただ、今はほぼAxie Infinity一本で活動できていますね。
所属ギルドもYUUUUUと同じ「METAT8」で、ギルドの看板を背負って大会にも出ますし、またAxie Infinityのファンコミュニティ「PUZZLE」の代表も務めています。
個人としてはYouTubeでAxie Infinityに関する発信もしています。
Mino:僕もAxie Infinity1本です。
同じくMETAT8に所属しながら、大会賞金を稼いだりして生計を立てています。
YGG Japanにも所属していて、YouTubeやnoteでの発信もしています。もちろん、内容はすべてAxie Infinityに関することばかりです。
ブロックチェーンゲームとの出会いは偶然 そこからのめり込んだ
Axie Infinity世界大会の様子
−プロのプレイヤーであるみなさんが、ブロックチェーンゲームやAxie Infinityにどのようにして出会ったのか、非常に興味があります。
YUUUUU:最初は本当に偶然なんですよ。
僕の場合、2019年の頭にMy Crypto Heroesという日本を代表するブロックチェーンゲームをプレイし始めたのがきっかけです。
お正月に義父母の家でおせちを食べながらテレビを見ていたら、My Crypto HeroesのCMが流れてきて。
「仮想通貨でゲームができる?おこづかい稼ぎくらいは出来るのかな?」と思ってイーサリアムでNFTを買ったのが最初の出会いですね。
その後、CryptoSpellsというゲームも触ってみて、「ブロックチェーンゲームはもしかしたらこの先流行るかも?」と感じました。
そこで、2020年からブログを書き始め、ブロックチェーンゲーム専門のWebサイトを立ち上げました。日本ではかなり早い動きだったんじゃないかなと思います。
世界のブロックチェーンゲームを紹介したり、ゲームの始め方や遊び方を紹介したりする内容のブログでした。
そのサイトを運営する中でAxie Infinityを見つけて、2020年の8月くらいからプレイし始めました。
−本当に偶然の出会いからのスタートですね。いきなり専業になられたわけではないと思いますが、当時は別の仕事もされていたのでしょうか?
YUUUUU:元々はSIerとして、12年ほどシステム設計等に携わっていました。本業をしながら、趣味でブロックチェーンゲームをプレイしていた感じですね。
システム関係の仕事をしていたので、幸いなことにメタマスクを触ったりといった技術的な部分は、自分にとってハードルは高くありませんでした。
※メタマスク:仮想通貨のお財布(ウォレット)
de-hi:僕は超初心者の状態からスタートしました。
仮想通貨も触ったことがなかったですし、ブロックチェーンゲームを知ったきっかけも友だちの紹介でした。
友だちの先輩がAxie Infinityで仮想通貨を稼いでいるという話を聞いたのですが、「それって大丈夫なん?」というのが当時の正直な感想でしたね。
そこで自分なりにAxie Infinityについて調べたんですけど、検索して出てくる情報は基本的に英語だし、始め方さえまったくわからなくて。
友だちは先輩の指導のもと実際にプレイし始めていましたが、僕は「本当に稼げるならすごいけど、でもやっぱり怪しいよなぁ」と思いながら、まだその時はスタートできませんでした。
ただ、友だちはそれ以降も熱心に誘ってくれて、しかも「2ヶ月でこれくらい稼げたよ」という報告もしてくれて。
その友だちができるなら、自分も教えてもらいながらできるかなと思い、友だちの先輩に手伝ってもらいながら始めることになりました。
僕は当時も今も自営業をしているので、他の事業に加えてこのAxie Infinityで少し稼げるなら助かるかなというくらいの気持ちで始めましたね。
mino:僕も仮想通貨のことはまったく知らない状態から、2021年11月に友だちのスカラーとして始めました。
Axie Infinityにはスカラーシップという制度があり、ゲームプレイに必要なNFTを借りてプレイすることができます。
ウォレットさえ作れば、あとはプレイするだけで仮想通貨がもらえるという状況だったので、最初のハードルは低かったと言えますね。
最初にプレイ方法だけ教えてもらい、あとは実際に自分がゲームをプレイしたら、その儲けの何割かをもらえるという感じでスタートしました。
ちなみに、Axie Infinityを始めたころはバチバチの引きこもりで(笑)
ただ、昔からネットゲームは本気でやっていて、ゲームつながりの友だちはいました。
Axie Infinityに誘ってくれた友だちも当時からつながりがあって、久しぶりにDiscordで話しかけられたのがきっかけでしたね。
−御三方の中ではYUUUUUさんが会社員からプロゲーマーへの路線変更という意味で、「転身度合い」が大きいなと感じます。会社を辞めてゲーマーに転身した理由は?
YUUUUU:会社を辞めたのが2021年6月。その頃はちょうどNFTバブルもあり、仮想通貨全体の景気もよかった時期でした。
SIerの仕事を長く続けてきましたが、やはり「自分の好きなことを仕事にしたい」という気持ちがあったんですよね。
具体的には、ブロックチェーン技術を使った何かに携わりたいなという思いが生まれ始めて。
僕は元々Axie Infinityのブリードを活用して稼ぐことを得意としていましたが、そちらで生活をしていく目処も立ってきたので、まずは転職を考え始めました。
子供が2人いますし、重い決断ではあったんですが、まずはブロックチェーンゲームを作っているCryptoGamesという会社に転職しました。
そこでNFT事業に携わったのちに、まずはAxie Infinityに集中しようと考えてCryptoGamesを4ヶ月で退職。Axie Infinity 1本に絞ったという流れになります。
関連記事:遊んで稼ぐ「Play to Earn」をイチから解説 ゲームの中で貯まったお金が現実のものに 始め方、損しないための注意点を解説
プロプレイヤーのポジションは今からでも狙えます
−これからAxie Infinityを始める人でも、今から頑張ればみなさんのように企業とプロ契約を交わしたり、大会に出て稼いだりするようなことは可能なのでしょうか?
Mino:それは十分可能ですね。
日本のギルドでもプロチームを作りたいと考えているところはあり、優れたプレイヤーにはお金を出したいと考えているところもあります。
Axie Infinityについて言えば、まだまだポジションはどこを見ても空いています。ブロガーもYouTuberも、もちろんプロプレイヤーの枠も。
今から始めてもまったく遅くはないです。
YUUUUU:ブロックチェーンゲームが流行り始めてから、Discordを中心に世界中でゲーマーのギルドが乱立してきています。
どこのギルドも組織を大きくしていくこと、そしてブロックチェーンゲームを中心に「ゲームのプロのギルド」として存在感を強めていくために、強いゲーマーを揃えている現状があります。
そのために、ゲーム内ランキングの上位で活躍しているプレイヤーを各ギルドが取り合っている状況です。
半年くらい前は、声をかければ優れたプレイヤーを取ることができました。しかし最近、徐々にギルドはプレイヤーに対して報酬や契約金を支払い始めました。
そこからは、ただギルドに入ってもらうだけではなく、「これだけ支払うのでうちの看板を背負ってプレイしてくださいね」という形のプロ契約が生まれるようになりました。
世界的にそういった動きは加速していて、日本でも同じような流れが生まれると思います。
ですので、そういったプロプレイヤーのポジションはまだまだこれからでも狙えます。
また、minoが言ったようにYouTuberやブロガー、つまり発信者としてのポジション、あるいはアーティストやグッズデザイナーのようなクリエイターとしてIP・キャラクターを活用していくポジションもガラガラに空いています。
このあたりを本気でやっていけば、自分のブランディングをしてマネタイズにつなげることは今からでも十分に可能です。
世界中のプレイヤーが欲しがる「 de-hiモデル」
−みなさんが活動の軸としているゲームがいわゆるコンシューマーゲームではなく、ブロックチェーンゲームであることにはどのような面白さを感じていますか?
YUUUUU:自分を起点としてゲームのアセットを取り扱えるところはブロックチェーンゲームの面白さだと思います。
自分で新たにNFTのキャラクターを生成したり、そのNFTをマーケットに出品できたり、あるいは他人に売ることもできれば、渡すことや貸し出すこともできる、そういった点がブロックチェーンゲームの大きな特徴です。
これの面白いところは、自分で経済圏をある程度コントロールできるというところですね。
自らNFTを大量に発行してマーケットに売り出すこともできれば、強いNFTを買い占めて自分のマーケットで宣伝したりすることもできます。
Axie Infinityのマーケットやミント(新たなNFTを生み出すこと)の仕組みは、ブロックチェーンを活用することで動きが可視化され、追いやすく便利になっていると思います。
ゲームの仕様としてはDBで実現不可能なことは少なく、ブロックチェーンやNFTといった最先端の技術を組み込む必然性はありません。
ただ、結果的にブロックチェーンのおかげでゲームに新たなコミュニケーションが生まれ、トランザクションを解析して外部から分析ができるようになり、アセットの所有感のような新たな体験が提示されていることなどはこれまで実現しづらかった部分かなと思います。
de-hi:僕はコンシューマーゲームと変わらない感覚でやっていますね。
Axie Infinity自体は「少しは仮想通貨を稼げるのかな」というところからスタートしましたが、今はいくら稼げるとかは二の次で、純粋に楽しいからやっています。
小学生の頃、ポケモンで無双していた時の感覚そのままに楽しんでいる感じです。
ですので、ゲームにNFTが使われていることや、ブロックチェーンゲームだから良い・悪いといった感覚はあまりありません。
1つ挙げるなら、自分独自のキャラを作り、それを使ってプレイできるのは面白い要素だなと感じています。
マーケットに生み出されていないキャラクターはまだまだいるので、それを最初に作り出す人がいたり、めちゃくちゃ強いキャラを作ったり、生成が難しいキャラができたときにはその個体にレア感が生まれたりといった楽しみもあります。
たとえば、僕とRYUINTMさん(ブリーダー)が生み出した唯一無二の個体が「de-hiモデル」と名付けられたんですが、それをきっかけに海外の人から認知されたこともありました。
唯一性の高いキャラがいて、それを扱う人やブリードできる人がいる点はとても面白いなと思います。
YUUUUU:海外のプレイヤーもめちゃくちゃ欲しがっているんですよ。「de-hiモデルはやばい!」って(笑)
補足:上記は何種類かある中で一番有名なde-hiモデル。海外からは「Sick Fish」(かっけぇ魚)と呼ばれ、「あのSick Fishのde-hi!」と話しかけられることが多い。
以下はコアなプレイヤーも感動しているツイート
−海外のプレイヤーも欲しがるキャラクターを作れるのはすごいですね!それを聞くと、ブロックチェーンゲームとコンシューマーゲーム(市販の家庭用ゲーム)の違いとして、海外プレイヤーとのつながりやすさもあるのかなと感じます。
YUUUUU:キャラクターやアイテムの貸し出しシステム自体は普通のゲームでも出来ますが、そこにトークンというインセンティブが発生することで貸し借りが活性化するのはブロックチェーンゲーム特有の要素です。
ブロックチェーン技術を活用することで、今までのゲームとは違う方向にムーブメントやコミュニティが成長しているのは興味深いことだと思います。
mino:お金が稼げるという点は、コンシューマーゲームとの差別化のポイントとしてはやはり大きいと思います。
これまでのゲームは自分がある程度うまくなり、遊んでいること自体に楽しさを感じていましたが、ゲームでお金が稼げるとなると「突きつめてやってやろう」という気持ちが湧いてきます。
加えて、プレイに必要なNFTを購入するための投資をしているわけですから、「勝たなきゃいけない」という気持ちにもなりますよね。
僕の場合、何に対しても本気になれないという壁を超えられるきっかけになったなと感じています。勝たないといけないというメンタルになる点が、他のゲームとは違いますね。
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三日三晩、ほぼ寝ずに戦うアスリート
−「勝たなきゃいけない」というメンタルの部分は、やはりプロプレイヤーだなと感じます。勝ち続けていくための大変さや苦労などはありますか?
de-hi:アスリートみたいな感覚でやっている部分はありますよ。
ランキング上位に残り続けるにも、とんでもない精神力が必要です。
ランキングの仕組み上、1回勝てば順位は上昇しますが、上位ランカーの場合、今は勝ってもほんの少ししかポイントはもらえず、逆に負けると一気に順位が落ちてしまう仕組みになっています。
今の環境では勝率が8割くらいじゃないと、ランクをキープすることも、上に登っていくこともできないですね。
このシビアなゲームで勝ち残り続けるには、毎日の情報収集が本当に重要ですし、日々研究を重ねています。
チーム構成を突き詰めたり、コアなメンバーで情報交換したりしてようやく達成できることなので、本当にアスリートみたいな感覚でやっていますね。
YUUUUU:1日12時間以上プレイすることはよくありますし、ランキング戦の最後の72時間とかはもうほぼ寝ないですね(笑)
mino:今回の大会は最後の36時間はほぼ連続でプレイして、睡眠時間は2時間くらいしか取れませんでしたからね。でも、それをやらざるを得ないんです。
de-hi:フィリピンの大会にはこの3人にkenkenさんという方を加えた4人で参加したんですが、今回のシーズンの終わりが11月15日、そして我々のフライトは14日だったんですよ。
ですので、最終日にしっかりランキングを登るためにプレイできる時間はかなり限られていました。
僕の場合は1、2日前から寝ずにプレイして登れるところまで登ってシーズン1はなんとか9位で終えたんですが、さらにそこにしがみつくために何日か前から調整した上でフィリピンに向かうというスケジュールで……。今シーズンは特に時間管理がシビアでしたね。
YUUUUU:ランキング戦には100万人近くのプレイヤーが参加しています。
プレイの結果が賞金に直結するのはもちろん、個々のブランディングのためにも勝たないといけません。
「METAT8のde-hiはめちゃくちゃ上位にいるな」とか、「METAT8がやはり上位独占しているな」というように、他者からトッププレイヤーだという認識を得ることもプロの仕事の1つだと思っています。
賞金を稼ぐのと同時に、ブランディングとしてプロの意地を見せなきゃいけない。この2つがあるので、寝ずにずっとプレイする状況にもなってくるんですよね。
−グローバルな大会で戦うレベルに至るまでブロックチェーンゲームの世界に踏み入れた今、改めてこの活動をしていてよかったなと思うことはありますか?
Mino:やはり、本気で勝負することの楽しさですね。
賞金がかかり、生活もかかっている。となると、これって本当の勝負の世界じゃないですか。だからこそ勝ったときの喜びもすごいし、負けた時はとても悔しいですよね。
仮に負けることはあっても、給料はいただくことはできます。
でも、勝ち続けないと価値がない人間になってしまうと僕は思っているので。解雇されるかもしれないし、この界隈におけるポジションも維持できなくなります。
なので自分は、「これに負けたら死ぬ!もう終わりだ!オレはこれに負けたら終わりなんだ!」と思ってやっています。命をかけてやると決めています。
YUUUUU:de-hiとminoの2人はプレイヤーとしてトップオブトップにいますが、僕は2人と同じプレイヤーというロールもやりつつ、ブリーディングやマーケットメイクというロールにも力を入れています。
彼らのように超本気で戦う人が世界中に増えている中、その人たちが勝つために欲しがるアクシーを供給することに取り組んでいます。
みんなが本気になっているからこそ、超強い個体や超レアな個体に価値が出てきます。
その方面の研究にも力を入れているので、シーズン中のバランス調整の具合などを見ながら、最終的にこういった環境になるだろうと想定し、そこに向けて強いアクシーを製造していくぞというモチベーションもありますね。
ゲームを解析し、最終的に何が強い要素とされるのかを正確に把握した上でブリーディングに取り組んでいくことが、個人的には一番楽しさを感じる部分です。
トークンエコノミーが関わってくるといろんなロールが発生するので、多様なプレイヤーが出てきて面白いですよね。
ガチ勢プレイヤーもいる、まったり稼ぎたいプレイヤーもいる、マーケットメイクするプレイヤーも、ゲーム外でクリエイターやインフルエンサーとして振る舞うロールもある、そういったいろんなロールが生まれてきたのは、トークンエコノミーゆえの面白さだと思っています。
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人生が180度変わって挑んだ海外eスポーツ大会
−ブロックチェーンゲーム、そしてAxie Infinityと出会うことで、自分の人生は変わったなと思うことをお聞かせください。
de-hi:本気と本気のぶつかり合いみたいなレベルで取り組むゲームをあまり経験してこなかったので、今はまったく違う世界にいる感じですね。
みんなと一緒に海外にも行きましたが、「ゲームの大会のために海外に行く」なんて、普通に生きていても起こらないことじゃないですか?
大きな賞金がかかっているので、戦う中ではもちろんライバル関係。敵としてその場では真剣勝負をしますけど、終わった後は今まで戦ってきたプレイヤーたちもみんな祝福してくれました。
自分たちも負けて悔しいだろうけど、本気で戦うからこそ喜びあえる。
そういう仲間が世界中にいて、そしてその中心でこのメンバーと同じチームで戦えているのが、とても幸せなことだなと感じています。
Axie Infinityに出会って、本当に人生は180度、良い方向に変わりましたね。
YUUUUU:僕はかつてサラリーマンをしていて、結婚して子供も2人います。この生活を60歳、70歳までずっと続けていくんだろうなと思っていたこともありました。
ですが、Axie Infinityに出会い、まず自分でマネタイズができるようになりました。
ブロックチェーンゲームという特殊な業界の中で、一度Axie Infinityで成功できたなら、その経験は他のゲーム事業でも活かせるだろうと思っています。
ブロックチェーンゲームのエコノミー全体をしっかり研究してきているので、そこで得たノウハウや経験は、ゲーム開発事業者、プレイヤー、ギルド運営者など各方面で重宝されるはずです。
プロのブロックチェーンゲーマーとしての仕事だけで今後しばらくはやっていけそうだなという道筋が見えてきたので、これ1本に絞ってやっていくことにしましたが、本当に人生の大きな変化だなと思っています。
企業に属して9時〜18時で勤務する働き方と違い、今はフルタイムで自分の好きなタイミングで自分の好きなことに注力しています。
生活のリズムもガラッと変わりましたし、それに加えて海外での大会出場など、今までの人生では考えられなかった出来事も経験していますしね。
関わる人もかつては企業の中だけでしたが、今はゲーマーの方、事業者の方、世界中のプレイヤーなど、これまでは出会うはずのなかった人たちとたくさん出会い、共に遊び、話す機会が次々に増えています。
このインタビューのような場も当然今まではなかったことですし、生活は180度ガラッと変わりましたね。
mino:今でこそ顔も声も出していますが、元々自分は引きこもりでしたから。 表に立つことは絶対にしたくなかったし、Axie Infinityを始めたときも実はまだ覚悟は決まっていませんでした。
以前からeスポーツの大会などを見るのはすごく好きで、各国のリーグなどもずっと見ていましたが、「プロとかカッコいいけど、やっぱり表に立つのは嫌だし、真剣にもなれないしな」と思っていましたからね。
でもそんな自分がいまプロになり、急速にいろんなことが実現されていて、「どうしてこんなことになっているんだろう?」と思っているくらいです(笑)
プロである以上勝つことが一番大切なのは当然なのですが、コミュニティを盛り上げる活動も大事だと思っています。
苦手だった表に立つ活動(Twitter運用、配信活動、イベントへの参加、企画etc)も積極的に行っています。
これまではバイトを始めても数ヶ月ですぐに辞め、また引きこもるという感じでしたが、今はノンストップで走り続けることができています。
いまAxie Infinityのコミュニティで関わっている人たちは心の底から尊敬できる人が多く、本当に最高の環境だなと感じながら活動させていただいています。
de-hi:先程も言いましたが、プロプレイヤーのポジションも発信者やクリエイターのポジションも、今はまだまだ空いています。
自分が本気になって取り組める何かを探している人は、ぜひAxie Infinityも含めたブロックチェーンゲームの世界に足を踏み入れてみてほしいなと思います。
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