市場規模が拡大し、人もお金もどんどんと流入し、今までにない盛り上がりを見せる日本のNFT市場。その活気とともに詐欺被害も増え続けています。

この記事では最近発生した詐欺手口を紹介しつつ、その対策についても解説していきます。

流行のNFTを追いかけるだけでなく、最新の詐欺やトラブルの情報にも目を向け、自分の資産を守るための防御力を高めていきましょう

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1. OpenSeaからユーザーメールアドレスが流出

メールアドレスが流出

2022年7月、OpenSeaから注意喚起のメールが届きました。

内容はOpenSeaに登録している一部ユーザーのメールアドレスが外部に流出してしまったという報告で、今後、OpenSeaを装ったメールに注意するようにとのことでした。

openseaから届いたメール原文

対策:届いたメールが本当にOpenSeaからのメールなのか確認する。

OpenSea公式も公表していますが、OpenSeaから添付ファイルを送ることはないので、そういったメールが届いたら触らないようにしましょう。

また、メール内にどうしても気になるリンクがある場合は、本当にOpenSea公式のメールアドレスから届いているか、過去のメールと照らし合わせて確認しましょう。

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2. Twitterでメンションされる

見知らぬ海外アカウントからメンションされる

Twitterで見知らぬ海外アカウントからメンションされることがたまにあります。

元のツイートをたどっていくと、フォロワー数万人のアカウントがNFTコレクションの宣伝をしていました。

ここで何かしら返事をしたり、フォローバックをしたりすると詐欺被害の入口に立ってしまうかもしれません

直接詐欺にあわなくても、セールスのダイレクトメールが頻繁に届いたり、今後何度もメンションをされたりと、大切な時間を消耗していくこともあります。

対策:基本的に無視。

基本的に無視するのが一番です。そのNFTコレクションやプロジェクトがどうしても魅力的に感じたのなら、Twitter以外でもそのプロジェクトについて徹底的に調べてみましょう。

それでも理解できない、素性や仕組みがわからないものには手をださないことが損をしないための鉄則です。

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3. 意図せず盗難品のNFTを買っていた

盗難品を買ってしまった

自分が直接詐欺にあっていなくても、意図せず盗難品を買ってしまうことで被害にあうこともあります。

OpenSea上で盗難品を買ってしまうと、あとからそのNFTが凍結されてしまうことがあります。凍結させられるとOpenSea上で売買ができないように強制的にロックがかかります。

国内の有名ジェネラティブNFTでも盗難品購入後のNFT凍結に関する被害が多数報告されています。

対策:相場のフロア価格や、NFTの取引履歴を確認する。

フロア価格から明らかに安く出品されているものや、NFTの売買履歴を見て、直近の取引が無料で送られている形跡のあるものについては注意しましょう。

NFTをあげたアカウント、もらったアカウント、それぞれを確認して、保有しているNFTや過去の取引履歴を見て、怪しさを感じたら購入の見送りを検討しましょう。

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まとめ

NFTを扱う上では詐欺のリスクと常に隣り合わせになります。市場規模が急激に拡大しているこの時期だからこそ、詐欺をはたらく人たちもそこを狙ってやってきます。

・怪しいアドレスからメール

・SNSでのダイレクトメールやメンション

・盗難品の購入

には十分に気を付けて、資産を守る方法も身につけながら、NFTを楽しみましょう。

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