今までSolanaチェーンのみで動いていたSTEPNの市場が拡大し、ついにBSCつまりBinance Smart チェーンの方でも展開されはじめましたね。
物価があまりにも違うため動揺している方も多いと思われますし、どうしていくつもチェーンを用意する必要があるのだろう、と不思議に思う方もいらっしゃると思います。
また、そもそもSolanaチェーンとBSCの違いもよくわからないという方も多いと思われます。
そのためここではそうした根本的な疑問を解消しながら、このように市場を展開させていくSTEPNの意図を探りそしてBSCの今後の物価の変動についての考察もしていこうと思います。
ご自身のBSCとの向き合い方を考える上での参考にしていただければ幸いです。
- そもそも、どうして歩いて稼げるの?
- それって、あやしくない?
BSC(Binance Smart Chain)とは

Solanaチェーンとは別の(Binanceという)括りで展開されている市場のことです。B国と言われることもあります。
SolanaとBinanceの間ではやりとりができない仕組みとなっているので全く別物と捉えて間違いありません。
現在はSTEPN上でこちらのユーザーが少ないため、その数の少なさから通貨の希少性が上がり、GST等がSolanaの方に比べて大変価値が高い状況になっています。
そのため現在BSCでは原資さえあれば(靴の価格が極めて高いですが)、稼ぎ幅がグッと上がるようになっています。
現在(5/26)BSCのGSTの価格はSolanaチェーン側のGST価格のおよそ10倍であり、その差は歴然です。つまり今のところ原資さえあればものすごい勢いをつけて稼げる市場がBSCといえるでしょう。
関連記事:今からSTEPNに参入するのはもう遅い? 「遅くない」理由とBinanceチェーン(B国)の見通しを解説
たくさんのチェーンを展開する運営の意図は?

「BSCが機能として増え、どう立ち回るべきなのかわからない、そもそもどうしてこんなにややこしくする必要があるのか」と頭を悩ませる人も多いと思います。
その背景には運営側の策略とそして単純に電波障害等のリスク削減に向けた考えがあると思われます。
1. 運営側の策略

ご存知の通りBinanceは世界的にも有名な取引所の名前です。
このチェーンを利用することでひとまず世間からの信頼を得て、そして「Binance等の有名な取引所でないと怖いから参入しない!」という類の投資家たちを参入させたいという意図があると思われます。
これが達成されればSTEPNの公式性そしてクリーンさをアピールすることができ、新たな参入者を呼び込みやすくなるという利点もあるのです。
また、この調子でSTEPNで取り扱われるチェーンが、イーサリアム、ポリゴン、アバランチなどひとつひとつ増えていくことで、他のブロックチェーンゲームと比べた際の優位に立つことができるため、ブロックチェーンゲーム業界でのユーザー争奪戦にも勝利することができるのではないかと考えられるわけですね。
つまりさまざまなチェーンが展開されていく背景の一つにはこうしたSTEPNの生存戦略が挙げられるということです。
関連記事:今「STEPN」をやるなら「Walker」シューズを選ぼう! 経験談ですが、「Jogger」を使うとだんだんSTEPNをサボりがちになってしまいます。
2. 通信障害等のリスク削減

ちなみにもうひとつの背景としては先程少し述べました通り、通信障害等のリスク削減ということが挙げられます。
今までSolanaチェーンでは、メンテナンスの後アプリに入れなくなったり突然通過の送金ができなくなったりと何度も通信障害が起こってしまっていました。
そんなときもし、もともといくつかチェーンがあればそもそもユーザーが各チェーンに分散された状態であると思われるため、通信環境が混雑することが考えにくくなります。
また最悪の場合ひとつのチェーンでの通信障害が深刻化し事実上の復旧不可となっても他のチェーンが無事であれば、STEPN自体が滅亡するリスクは減らせます。
つまりそうした通信障害等のトラブルへの対応策としても、いくつかのチェーンを取り入れたいというのが運営の狙いのひとつでもあるのではないでしょうか。
このように、STEPNの意図には大きく分けて以上の2つの背景があると予想できるわけですね。
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今後のBSCは?

現在、Solanaチェーン側のGST価格に大きな差をつけたことで一気にユーザーを獲得しつつあるBSC。
実際に稼ぎが大きい分かなり必要となる原資が高く参入障壁が高いため、価値が多少変動したとしても基本的にはBSCはSolanaチェーン側のGST価格を大きく上回るかたちで優位に立ち、STEPNの稼ぎどころのメインとして君臨することでしょう。
しかしいくら参入障壁が高いといえども、日々BSCへの参入者は増えていきます。
つまりBSC側のGSTを保有できる人が増えていくため、いずれは段階を踏みながらBSC側の物価も下がってくることが予想されるわけです。
そのためBSCに参入した方はそのときまでにしっかりと原資回収が済んだ状態でいられるように、原資回収を最優先にして動くことが重要でしょう。
今後も目まぐるしい変化が訪れることが予想されるSTEPN。しっかりと状況把握をし、うまく稼いでいきましょう!
早い対応も肝心ですが、さまざまな情報を頼りにじっくりと方針を固めていく姿勢も忘れずに堅実な投資ができると良いですね。
それでは今回もここまでお付き合いいただきありがとうございました。(執筆:白瀬 渚)
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